子ども・オンブズコラム平成24年11月15日号

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページ番号1001726  更新日 令和5年3月23日 印刷 

「『地方自治と子ども施策』全国自治体シンポジウム2012」に参加して

シンポジウムの写真
写真:シンポジウムの様子

 2012年月29日・30日に「『地方自治と子どもの施策』全国自治体シンポジウム2012」が東京都目黒区で開催されました。今年で11回目のこのシンポジウムは、子どもに関わる施策を積極的に行っている自治体を開催地として毎年開かれ、第1回目は川西市で行われました。シンポジウムでは、全国の子ども支援に携わる自治体の人たちが出会い交流し、意見を交換します。そして、参加した人たちはそこでの気づきや議論をそれぞれの活動に還元していくことを目的としています。


第2分科会の写真
写真:分科会の様子

 今回、川西市のオンブズパーソンからは、30日に開かれた第2分科会「子どもの相談・救済」で報告させていただきました。テーマは「子どもオンブズパーソンにおける関係調整と子どものエンパワメント」です。オンブズパーソンにおける関係調整とは、「子どもと保護者、子どもと教職員、保護者と教職員など、子どもを取り巻く人間関係において意思疎通がうまくいかない場合に、オンブズパーソンが両者の間に立って、お互いの気持ちを橋渡しする」こと、また、子どものエンパワメントとは、「自分の思いや考えを表現できるよう子どもを支えること」です。報告では、実際の活動の中から第三者として保護者と教師の間をつなぎ、並行して子どもと面談を重ねることで、子どもが自分自身の思いを保護者に伝え、解決に向かった例を説明しました。その後の議論では、第三者であることの意味が取り上げられ、当事者同士では敵対的関係に陥りやすいときに、直接利害関係をもたない第三者機関がそれぞれをつなぐことでよりよい問題解決が導かれるという認識を深めました。さらに、その際に子どもの思いをしっかり聞くこと、そのために子どもが自分の思いを表現できる環境を作ることの大切さをあらためて確認しました。

 今回の報告を通して、私自身、全国の子どもの支援に携わる方々に出会い、子どものことについて共に考え、議論できたことは貴重な機会となりました。この経験をこれからの日々のオンブズでの活動に活かしていきたいと思います。

執筆:相談員・平野 裕子

視察を受けました

5月18日(金曜日):埼玉県朝霞市議会 民生常任委員会
7月3日(火曜日):青森市議会 文教経済常任委員会
8月10日(金曜日):大阪府泉南市教育委員会
8月16日(木曜日): 開成高等学校(東京) 社会科研究部
8月17日(金曜日):滋賀県議会 対話の会・しがねっと
8月21日(火曜日):鳥取市議会 公明党議員団
9月7日(金曜日):青森市健康福祉部子どもしあわせ課
10月10日(水曜日):埼玉県鴻巣市議会 みどりの会、滋賀県教育委員会
10月17日(水曜日):東京都多摩郡瑞穂町 厚生文教常任委員会
11月6日(火曜日):高槻市議会および島本町議会
11月12日(月曜日):栃木県足利市議会
11月14日(水曜日):滋賀県町村会・教育次長会議

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

質問1:このページは分かりやすかったですか?
質問2:質問1で(2)(3)と回答されたかたは、理由をお聞かせください。(複数回答可)


 (注)個人情報・返信を要する内容は記入しないでください。
所管課への問い合わせについては下の「このページに関するお問い合わせ」へ。

このページに関するお問い合わせ

子どもの人権オンブズパーソン事務局

〒666-8501 川西市中央町12番1号 市役所5階
電話:072-740-1235 ファクス:072-740-1233
子どもの人権オンブズパーソン事務局へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。