子ども・オンブズコラム平成26年7月号 身体と顔の力を抜いてみませんか(勝井オンブズ)
ページ番号1001707 更新日 平成30年3月8日 印刷
身体と顔の力を抜いてみませんか

久し振りに身体を動かしたくなり、5年ほど前から、中東の踊りを習い始めました。お腹や腰、肩などを揺らす踊りなので、力が抜けていないとうまく動けません。
レッスンでは、最初にストレッチをしてから、全身を脱力します。フロアに寝転がり、深く呼吸をしながら、脚や手をゆっくり曲げ、身体をゆったりとねじった後、全身の力を抜いていきます。
そうやって、身体の力をしっかり抜いたあとに、ゆっくりと立ち上がります。身体の芯が通るように、中心に力を込め、背骨を、下から上に向かってひとつひとつ感じながらロールアップし、最後にゆっくりと首を持ち上げて、しなやかに立ち、深呼吸を2回。それから、レッスンが始まります。
こんなふうに、定期的に、身体の力をしっかりと抜くようになってから、顔の表情にも意識が向くようになりました。なるべく無駄な力を入れないよう、ぎゅっとしかめたりしないようにして、ふんわりとした、やわらかい表情でいるよう、心がけています。
そして、身体や顔に無駄な力を入れないよう、日々、心がけているうちに、気持ちや考え方も、柔らかくなってきたようです。身体から余分な力が抜けると、気持ちがゆったりと、前向きになります。自分を柔らかく保てていることへの感謝の気持ちがおき、大切にしたいことが、より明確になるような気がします。
私がオンブズとして、大切にしたいのは、子どものみなさんが、楽しく、前向きに、人生を送るためのお手伝いをさせてもらうこと。そして、子どものみなさんとたくさんの時を共に過ごす学校の先生方や親御さんたちと、意見交換をしながら、子どものみなさんのことを一緒に考えさせていただくことです。
私自身の身体や顔が固まっていたら、大切に思っていることも伝わりにくいでしょうし、子どもやおとなのみなさんの気持ちを受け取ることも難しいと思います。ガチガチに固まっているひととは、リラックスして話しづらいですよね。
身体や顔の脱力は、慣れないとちょっぴり難しいけれど、心地よくて、おすすめです。
安全なところで、床やベッドに、あおむけに寝転がって、手と脚を軽く広げ、からだの重みと深い呼吸だけを意識して、身体から力を抜いてみてください。顔の力を抜いて、ふんわりとした柔らかい表情になることもお忘れなく。
無駄な力の抜けた身体と、柔らかい表情で、日々を過ごしてみたら、行き詰まって悩んでいたことも、案外、何とかなりそう、と思えるようになるかもしれませんよ。
執筆:オンブズパーソン・勝井映子
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