子どもオンブズ・コラム令和3年11月号 北村自己紹介文

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ページ番号1014463  更新日 令和3年11月30日 印刷 

北村自己紹介文

北村
北村相談員のイラスト

 皆さん、はじめまして。

 11月から相談員になりました北村寿江子(きたむら すえこ)です。どうぞよろしくお願いいたします。

 今年の3月まで約30年間、公立や私立の高校で英語を教えていました。忙しくて大変なこともたくさんありましたが、振り返ってみると充実した日々でした。クラブ活動、修学旅行、宿泊学習、体育大会など。そして、もちろん毎日の授業。そのような中で、生徒たちと話をすることはとても楽しいことでした。みんな色々なことを話してくれます。好きなアーチストのこと、クラブの試合の結果や次の試合への意気込み、流行っている歌やファッション、家族や友だちのことなど内容は様々です。嬉しかったことやワクワクするようなことばかりではなく、時には困っていること、辛いと思っていることも話してくれます。ゆっくり話を聞くうちに、「あー、話してよかった。ちょっとスッとしたわ。」と言ってくれると、とても嬉しいものでした。

 教師として学校で過ごした年月はとても張り合いを感じることのできる幸せな時間でしたが、実は小学校低学年時代の私は学校が嫌いな子どもでした。鶏卵(たまご)アレルギーのある私には食べることのできない給食のおかずがあったのです。もう50年以上のことですが、その当時食物アレルギーは今ほど一般に広く知られていませんでした。担任の先生からは単なる好き嫌いだと理解されず、たまごの入ったおかずを食べられない私はいつも叱られていました。そのため、学校へ行くことは苦痛でしかありませんでした。しかし、学年が上がった時、大学を卒業したての先生が新しい担任になりました。その先生は、私の母の話を聞いてアレルギーのことを理解し、たまごを使った給食の時はそれに代わるおかずを持ってきても構わない、という対応をしてくれました。それから、私の小学校生活はそれまでとは全く違う楽しいものになりました。新しい担任の先生に出会うことがなかったら、私は今の自分ではなかっただろう、と時々思います。

 このような経験から、人との出会いはその後の人生に様々な可能性をもたらしてくれると思うようになりました。相手の話から新しいことに興味を持ったり、知らないことを教わったりすることができます。今まで気づかなかったことに気づかされることもあります。

 これから人生のなかでどれくらいの人と出会うことができるのかわかりませんが、一人ひとりとの出会いを大切にしようと心がけています。

 どんな話でも構いません。気楽に話しかけてください。そして、話を聞かせてください。皆さんとお会いできるのを待っています。

 

執筆:相談員 北村寿江子(きたちゃん)

 

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