教育長メッセージ「中学生意見交流会2」

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ページ番号1019905  更新日 令和6年7月18日 印刷 

川西南中生との意見交流

教育長メッセージ

生徒代表との意見交流の様子

 先週の川西市立清和台中学校に引き続き、7月4日は川西市立川西南中学校の3年生との意見交流会です。正副委員長と生徒会のメンバーと市長・教育委員・事務局職員も参加しての意見交流です。テーマは四つ、「給食の改良」「椅子と机を新しく」「市全体で校則緩和を進めてほしい」「自動販売機の飲み物種類追加」です。テーマを見ると、自分たちの学校生活に密着しているものばかりで、日ごろ考えていた疑問や意見が率直に提案されており、「おっ、踏み込んできたな」という印象です。データを基にしながらも、生徒の率直な気持ちが表れているプレゼンテーションで、卒業生である私は「なんだか、南中生らしい発表だな」とも感じました。

 ただ、共通して話題となったのが、「逆の立場から考えてみる」という視点と、「権利と責任」という視点です。例えば、学校給食について「バリエーションを増やし、みんなの好きな献立を出せば、食品ロスを削減できるのでは?」という提案がありましたが、作り手の側にいる管理栄養士さんにとっては、必要な栄養管理を行いながら、安全で安心な給食を提供するための手順の順守、コストを意識しできるだけいろいろな食材を提供するなど、日々献立を熟考されている現場の状況についての報告がありました。そのなかで、子どもたちがそういった制約や約束のなかでどういった献立ができるのか、考える機会を創ることの重要性を確認し合いました。また、話題となったふりかけについても、栄養価やアレルギー・ゴミの問題が指摘されるなかで、提案しそれを実行することについての中学生としての責任とは何かについて、私から問題提起させていただきました。

 学校生活についても活発な意見論議がなされました。細かな校則やルールの何が必要かを考えるとき、何のために校則があるのかを共通理解する必要があります。また、校則違反などがあった時に教職員にその責任を背負わせているのではないかという、「学校依存」の背景について私なりの考えを述べさせていただきました。市長からも、まずは校則を見直す仕組みづくりの必要性について提案がありました。坂本教育委員からは保護者としての視点からの意見・感想がありました。代表の生徒たちの中でも、また各クラスからも熱心な意見交流があり、私たちを含めお互いにとっての大切な学びの場になったと思います。

 この意見交流会を「イベント」として終わらせず、何かしらの形になって実行・実践されることを強く望んでいます。市教育委員会としても、いただいた提案について教育委員会内や市長部局と協議し、その結果を報告したいと考えています。

 

会場とオンラインで結んだ各学級の様子

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