教育長メッセージ「『特総研』訪問」

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ページ番号1020969  更新日 令和6年12月25日 印刷 

教育長メッセージ「『特総研』訪問」

教育長メッセージ

国立特別支援教育総合研究所の理事と懇談する川西市教育委員会事務局職員

 通称「特総研」、正式名称「国立特別支援教育総合研究所」に、倉見教育委員の仲介で金子教育委員並びに教育委員会事務局職員と一緒に12月18日に訪問させて頂く機会を得ました。研究所の中村信一理事長のご挨拶の後、清重理事より現在の研究所の取り組みについてのご説明を受けました。また、研究所内にあるインクルーシブ教育システム推進センターの久保山センター長から、各地の先行的な取り組みを基にその理念について熱く語っていただきました。

 ご説明で特に印象に残ったのは、特別支援教育の研究が医療分野に偏りがちであったことを踏まえ、より教育・保育現場の実践に近いものに焦点を当てようとされていること、研究内容をいかに全国の教育・保育現場に理解して実践してもらうための手立てを工夫されていることでした。確かに説明後の施設案内では、「スヌーズレン・ルーム」(「探索」と「リラクゼーション」のための部屋)や「明日の教室」(子どもたちの多様な学びを支援する教育機器)、発達障害教育推進センター展示室(発達障害のある子どものための教材・教具)など、今すぐにでも学校園所などでも活用できる研究をそれぞれの担当者からの丁寧な説明を基に視察でき、非常に興味深いものとなりました。

 研究所視察の前に隣接する筑波大学附属久里浜特別支援学校も見学させていただきました。知的障害を伴う自閉症の子どもたちを対象とした教育・保育に取り組んでおられ、訪問日の前週にも研究発表会がオンラインで開催され、本市教育委員会事務局も参加させていただきました。全国的にも珍しい幼稚部が設置されているということもあって、学校長から直接いろいろなお話をお伺いすることができました。

 今回の研究所及び特別支援学校の視察は、川西市から距離のある神奈川県の横須賀市での施設訪問でした。研究所の屋上からは千葉県の房総半島を含め、東京湾の出入り口となる海が見渡せました。遠い距離ではありましたが、直接顔を合わせて説明や協議させていただく貴重な機会となりました。そして何より嬉しかったのは、年末の忙しい中、教育委員会事務局のインクルーシブ推進課を中心とする課員が意欲的に参加してくれたことでした。今後事務局内でしっかりと振り返りを行い、今後の川西市の教育・保育に活かしていきたいと思います。

筑波大学附属視覚久里浜特別支援学校幼稚部を視察している様子

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