教育長メッセージ「段差の解消」
ページ番号1020897 更新日 令和6年12月17日 印刷
教育長メッセージ「段差の解消」
教育長メッセージ
川西市立桜が丘小学校1年生と川西市立川西中央保育所の5才児が授業交流しているということで、12月11日水曜日に桜が丘小学校を訪問しました。「お店やさんごっこ」という単元で全4回、園児と児童が「どんなお店を開くのか」「お客さんに来てもらうための工夫はどうするのか」「どれくらいの時間でお客さんとお店やさんの役割を交代するのか」など、時間をかけて話し合いながらここまで進めてきたそうです。
授業交流の基本的な考え方をお聞きすると「段差の解消」とのこと。これから小学校に入学する園児たちに学校の様子を知ってもらったり、上級生との交流を深めたりすることで、入学時の不安や心配が喜びや期待に変わることを目的としています。もちろん、小学生にとっても自分たちが「お兄さん・お姉さん」として園児に関わることで、思いやりの気持ちを育み、自らの成長を実感できる機会ともなります。
それ以上に大切なのは、小学校職員と保育所職員の「段差解消」です。カリキュラムに基づき子どもたちの学びを深める学校教育、そして子どもたちの気持ちや体験から遊び(学び)を考え行動する就学前教育、双方の理念や支援のあり方を通して教職員が自らの指導方法を見なおす機会となります。見ているだけでも、全体の活動における流れや注意点を予め確認する学校教職員と、実施するなかで子どもたちの考えや行動を支援する幼児教育・保育職員と、大まかにではありますが違いが感じられます。どちらが良い悪いではなく、それぞれの指導方法の目的や長所・短所などをお互いに理解することによって、その時々の子どもの状況や成長過程に応じた教育活動を進めることができます。
何よりもこの交流を実施しようとチャレンジした双方の教職員の学びの姿勢に頭が下がる思いです。教職員の自ら学ぶ姿勢こそが子どもたちの深い学びを実現するモデルとなっていると思います。
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