教育長メッセージ「思いを伝える」

教育長メッセージ「思いを伝える」

生徒と教育委員会との意見交流3

　1学期に市立中学校2校で実施していた「生徒と教育委員会との意見交流会」、2学期以降も同様に生徒たちの提案を基に、ゲストとしてお招きしている市長とともに教育委員と中学3年生で意見交流を行っていきます。9月20日は川西市立川西養護学校の生徒会役員、出席した高等部所属4名とビデオ提案の2名から提案をしていただきました。

　提案は6つ、その内容は「川養祭に交流校からもっと友達に来てほしい」「校外学習や進路実習に看護師さんに来てほしい」「スクールバスを新しくしてほしい」「学校をきれいにしてほしい」「進路の選択肢を増やしてほしい」「民間プールの活用についての意見・感想」といったものであり、またその発表も生徒それぞれの個性を感じることができるものでした。提案の後、さっそく市長も交えた意見交流。民間プールの活用では「楽しかった」「気持ちよかった」という意見とともに、「時間制限があった」「もっと入りたかった」などの要望も寄せられました。看護師配置やスクールバス購入などについてはさまざまな課題もありますが、教育委員会などで検討し市長部局と協議しながら前に進めていきたいと考えています。進路先についてもすでにさまざまな場面で問題提起されていますが、他の機関とも連携しながら進めていく必要がある大きな課題でもあります。

　施設の新設についてはさらに大きな課題ですが、すでに校舎が老朽化していることは十分認識しており、新設を検討する際には意見のあった「もっと交流を深めたい」という要望にも答えられるよう、市長部局と協力してしっかり考えていきたいと思います。交流のなかで「保育所の時の友達と一緒に学びたかった」という趣旨の発言を聞き、ともに学べる環境づくりが急務であると実感しました。生徒一人ひとりの表現であるからこそ、文字だけでは得ることのできない重みを感じました。しっかりと意見や思いを受け止め、これからの施策に活かしていきたいと強く思った時間となりました。