教育長メッセージ「自信と誇りを持って」
ページ番号1020337 更新日 令和6年10月3日 印刷
教育長メッセージ「自信と誇りを持って」
生徒と教育委員会との意見交流4
「生徒と教育委員会との意見交流会」の第4回は川西市立明峰中学校で9月26日に開催されました。直接対面しての意見交流は生徒会役員と市長・教育長と教育委員が行い、その状況を3年生の各クラスにオンラインで配信・意見交流する形式で実施しました。提案内容は、「中学校給食についての意見要望」「これからも部活動をしよう」「MR・STCスターの取り組み」の三本立て。それぞれ担当の生徒会役員がプレゼンテーションを基に発表しました。
「中学校給食についての意見要望」では、給食の評価や量・味などについて、生徒アンケートを基にした発表がありました。満足度としては「とても満足している」「概ね満足している」を合わせて35%、「あまり満足していない」「全く満足していない」が21%という結果でした。そのなかで出た「残飯量が多い」「ご飯をもう少し減らしてほしい」について意見交流が行われました。市長・教育委員会として、学校給食として考えなければならない栄養面や安全面・費用面などについて、さまざまな分野の人たちが専門的な知識を活用して誇りを持って取り組んでいることを理解してほしいことを伝えました。その上で、食育の最も大切な要素として「食の楽しさ」があり、好みも踏まえて個人差があること、個人としてしっかり判断することの大切さをお話ししました。ただ、一方で多くの生徒に満足していただけるよう、これからも改善を検討していくことについて、教育委員会を中心に取り組んでいくことをお約束しました。
「これからも部活動をしよう」は、「部活動廃止はしてほしくない」「部活をこのまま続けたい」という主張の後、それぞれのスポーツ・文化などについて専門的な指導ができる人材を活用することによって、生徒も専門的な指導を受けることができ、先生の働き方改革にもつながるのではないかという提案をいただきました。私の方からは「部活動の経緯・現状や今後のあり方について概略を説明し、提案していただいた内容が川西市が進めている部活動の社会移行につながるものだと考えていることをお伝えしました。そのうえで生徒の皆さんに「生徒の皆さんが考える部活動とは何ですか?」と質問したところ、各教室からオンラインで回答があり、「学校施設の活用」「先生による指導」「大会への参加」などの複数回答のなかで、圧倒的に「同じ仲間での活動」が挙げられました。なるほど、それが一番の楽しみであり、喜びなんですよね。
「MR・STCスターの取り組み」では、まず「MR」は「Meiho Research」の略で、前々回メッセージに記載させていただいた探究型学習の取り組みについての報告でした。「STCスター」とは、「Student Teacher Change」の略で生徒自身が教える立場に立って学習会を開く取り組みのことです。昨年度から始まったこの取り組みをさらにバージョンアップし、期間を定期考査前に設定し、学習の定着度を3段階に分けて自分にあったクラスを選択するという形にしたということです。
川西市立明峰中学校では、いま生徒会を中心として生徒独自の取り組みを活発に行っており、その支援を教職員も協力している様子がうかがえます。今回の生徒会の発表の様子やオンラインで参加している学級の状況にも熱気が感じられ、提案にもそうした活動に裏付けされた自信と誇りが感じられます。因みに「STCスター」の「スター」は「未来を担うスターを育成する」という意味だそうです。川西市立明峰中学校の一人一人の生徒がそれぞれ「スター」として輝けるよう、さらなる取り組みに期待しています。
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