教育長メッセージ「義務教育学校の実践」

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ページ番号1019850  更新日 令和6年7月1日 印刷 

義務教育学校の取り組み

教育長メッセージ

加古川市立両荘義務教育学校の図書館の見学

 児童・生徒の人数が減少し、学校での教育活動の運営に困難さを抱える自治体が増えています。全国的な少子化の影響で、全国都市教育長協議会でも必ず議題として取り上げられ、各自治体の取り組みが毎年のように報告されています。川西市においてもこの少子化の傾向は顕著になっており、小規模校において集団での教育活動の運営が難しくなっているとの声も聞かれるようになってきています。

 加古川市立両荘義務教育学校はそういった地域の新たな学校のあり方として、今年度から開校した学校です。本市における課題解決の一助としてその取り組みをお伺いしようと、本市教育委員会事務職員と共に視察させていただく機会を得ました。

 2小学校1中学校が一つとなって開校した両荘義務教育学校は小学1年生から中学3年生までを三つの段階に分けて、教育活動を進めています。小学1年生から小学校4年生を前期、小学5年生から中学1年生を中期、そして中学2・3年生を後期と位置づけて教育課程を編成しています。義務教育学校の利点の一つは中学校教員による専門的な学習が小学校期の児童にも受けられること。もう一つは9年間の継続したカリキュラムを編成しやすいことです。両荘義務教育学校では小学1年生から英語教育を取り入れ、さらに「ふるさとみらい科」を創り、ふるさとを学ぶ探究的な学習を系統的に実施しているということです。また8・9年生が良きモデルとして、1・2年生に優しく支援を行うことなど、一貫した教育が子どもたちの充実した姿につながっています。

 改修・増設した校舎は、敷地の中央部に図書館や学童施設、公民館機能をもたせたスペースが配置されていて、地域のシンボル的な建物となっています。特に図書室は1階が学校施設、2階が市民対象の図書設備となっており、土日には地域のかたがたが来られて読書に親しんでおられるとのことです。

 これからの川西市の学校施設が子どもたちにとってより充実した教育環境となっていけるよう、これからも先行地の取り組みを参考にしていきたいと考えています。

 

加古川市立両荘義務教育学校図書館棟2階の市民図書館への階段

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電話:072-740-1256(就学担当)・072-740-1241(教育総務担当) ファクス:072-740-1327

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