教育長メッセージ「自転車通学の試行実施」

教育長メッセージ「自転車通学、一部で開始」

教育長メッセージ

　2学期が始まり十日余り。一部の市立中学校では試行実施として自転車通学が始まっています。これは、電動自転車などの普及などに伴い、高低差のある川西市においても利便性の改善が一定見込まれるようになったこと、部活動の社会移行などによる生徒の移動範囲の広がりが予測されることなどを考慮し、試行的に実施することとなりました。モデル校は川西市立清和台中学校と川西市立東谷中学校の一部地域の生徒たちです。

　試行実施にあたって最も大切にすべきは何よりも「安全」です。自転車通学を希望する生徒を対象に安全講習を実施するとともに、通学路の確定とその改善工事、自転車通学者のヘルメット着用の義務付けなどの取り組みを進めてきました。川西市立清和台中学校では生徒を中心に安全について話しあうなどの取り組みを行っていますが、このように乗車する生徒自身が当事者意識を持って安全に注意することが最も重要なポイントだと思います。何より感謝すべきは地域のたくさんのかたがたが、その見守りのために立番や安全指導をしてくださっていることです。

　これからもさまざまな課題に対して、生徒や地域の要望を継続的に実現していくためには、市教育委員会・市長部局が協働して取り組みを進めていくとともに、多くのかたがたの協力の下、提案の当事者であり実践者である子どもたちにも責任を持って行動する自律心を育んでいってほしいと考えています。