教育長メッセージ「生徒との意見交流会」
ページ番号1020892 更新日 令和6年12月17日 印刷
教育長メッセージ「生徒との意見交流会」
教育長メッセージ
今年度最終となる「生徒と教育委員会との意見交流会」が、11月28日に川西市立緑台中学校で開催されました。市長及び教育委員と直接意見交流したのは、緑台中学校生徒会のメンバーでしたが、その他の生徒は各クラス、オンラインで中継する形式となりました。
まず、印象に残った1つ目は、最初の提案である「商業地の誘致」です。他校とは違った視点で、市の活性化という大きな問題提起として提案がありました。提案根拠も市の人口推移や高齢化の課題、中学生が商業地などで使うお金といった視点で述べられており、なかなか考えさせられる内容のものでした。市全体に関わる内容だったので、市長が回答する形式になりましたが、商業施設の具体的内容や市の規模との整合性、コストなどの課題について、市長から難しい質問もありましたが、その場で考えをまとめ協議して回答する姿勢は、民主主義の協議としては充実しているものに見えました。
次の「週休3日制の導入」「給食にパンを出してほしい」という提案については、中学校生活の余裕のなさや中学校給食の課題を直接訴える内容で、具体的な提案は違うけれども、やはり市内の他の中学校からも類似のものがありました。来年度から長期休業の見直しを試行実施しますが、それに伴い、提案のあった「長期休業を短縮し平日に休業日を設定する」案について、市内中学生(必要があれば小学生)の意向もアンケートなどで把握したいと思います。給食については市内の中学生の代表と給食担当が懇談・協議する場を今年度立ち上げたいと思いますので、給食を食べる側からの意見や感想を提出してほしいと思います。
印象に残った2つ目は、私自身も市長も提案に対して難しい質問や回答を返しても、しっかり自分たちで協議しそれに対する意見を述べていたことです。もしかしたら「頭ごなしに否定された」「もっと受け入れてほしい」といった思いを持ったかもしれませんが、提案を検討する場合には、生徒のみなさんだけでなく、保護者や教職員、地域のかたがたなど、さまざまな立場の人たちの意見を聞く必要がありますし、また財政上のコストなどについても、市民の税金を使うという市長の立場からは、その説明責任が求められます。
提案の内容について、実現までに時間がかかるもの、実現までにさらに協議が必要なもの、現時点で実現が難しいものなど、それぞれあると思いますが、どのようなケースであっても今年中に検討結果を返却したいと思います。それを読んで、また意見をいただけたらと思います。実現までにさまざまな協議が行われることが、民主主義にとって大切な理念の一つだと思います。お互いにねばり強く取り組んでいきましょう。
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