教育長メッセージ「仮想空間での交流」

教育長メッセージ「仮想空間での交流」

教育長メッセージ

　「人とはつながっていたいけど、大勢の人の中や顔を合わすのが苦手」。みなさんの中にはこういった悩みを持っている人もいると思います。そこで昨今、話題となっているのがメタバース（仮想空間）における交流です。メタバースとはインターネット上で構成される世界で、そこに参加する人は、アバターと呼ばれる自分自身の分身となって、他の人（アバター）と交流したり、現実世界に近い体験をしたりすることができます。

　川西市教育委員会では、この仮想空間のなかで参加できる児童生徒を募集し、学習を支援したり交流を促したりする実証実験を8月27日から始めています。各学校からの働きかけもあって、現在、小学生9名中学生15名の計24名が登録してくれています。さまざまな事情があって学校での生活が苦手な子どもたちにとっても、ちょっとした居場所になったり人と交流する機会になったりしてほしい、そんな願いを持って取り組みを進めています。

　初日の8月27日は8名の参加でしたが、指導主事から参加の方法や会話の仕方、空間上のさまざまな場所、そして注意することなどについて説明がありました。仮想空間の中には、教室や電子図書館、相談室・掲示板、雑談スペースなどもあり、さまざまな体験ができるようになっています。初回ということもあって、参加や会話がスムーズにいかないこともありましたが、それでも一時間ほどのガイダンス後の自由時間には、あちこち移動したり会話したりしていたようです。10月3日までの火曜日と木曜日、10時から12時までの開室ですが、今後「金融についての学習」など個性的な講座も準備していますので、興味のある方はぜひ一度参加してみてください。問い合わせは各学校もしくは川西市教育委員会事務局「教育保育課」までお問い合わせください。お待ちしています。

• 川西市教育メタバースのご案内 （PDF 3.0MB）