教育長メッセージ「拠点のあり方研修」

教育長メッセージ「拠点のあり方研修」

教育長メッセージ

　12月12日木曜日、川西市立加茂こども園で研修が行われているということで、さっそく参加させていただきました。テーマは「保育・幼児教育の質向上をめざして」、講師は箕面市教育委員会子ども未来創造局保育・幼児教育センターの大上和代所長です。かねてから子どもの教育と福祉を一体的に考えようとする箕面市の組織には関心があり、また川西市がこれから取り組んでいこうとしている幼児教育・保育拠点施設について先行的な取り組みもされているということで、興味深く参加させていただきました。

　午前中の保育参観には参加できず、昼からの講演会のみの参加ではありましたが、拠点施設のあり方はもとより、幼児教育・保育の重要性についても現場での経験を基に熱く語っていただきました。よく考えるとあたりまえのことですが、拠点施設のあり方を考える根本の理念は、公・民さまざまな施設にかかわらず、川西市としてより良い幼児教育・保育を推進しようというものです。それを踏まえながら、「幼保小の架け橋プログラム事業」などの国の動きを的確に捉え、先行的な取り組みを担っているセンターの役割などを行っているなどを丁寧に説明していただきました。

　また、講演のなかで何度も「加茂こども園の取り組みは素晴らしい」「先生がたの熱意が伝わってくる」など、午前中の保育参観を基に教職員の働きについて評価をいただきました。実際、積極的に「保育環境評価スケール」に取り組み、互いの保育実践を公開しながら研究を進めている様子は、まさに同僚性が形となって表れていると言えるでしょう。箕面市教育委員会の取り組みを参考にしつつ、川西市の幼児教育・保育の充実に向けて一歩ずつ歩みを進めたいと思います。