教育長メッセージ「先達の歩み」

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページ番号1020867  更新日 令和6年12月5日 印刷 

教育長メッセージ「先達の歩み」

教育長メッセージ

受章された譽田氏との記念写真

 今年度瑞宝双光章を受章された譽田玄俊氏に、12月2日教育長室において章をお渡しさせていただきました。「勲章の授与基準」によれば、瑞宝双光章は「公共的な職務の複雑度、困難度、責任の程度などを評価し、職務を果たし成績をあげた人に対して授与する」となっています。譽田氏は、昭和37年5月から平成9年3月までの34年11カ月に亘り、川西市立中学校教諭、中学校教頭、小学校校長、中学校校長を歴任され、厳しい学校環境の下、教育者としての誇りを持って児童・生徒の教育に全力を注いでこられました。

 当時は学校においてはいわゆる「荒れ」の時代を迎えていましたが、問題行動が多発していた現場で家庭訪問や市内の巡回などの取り組みを教職員の先頭に立って進めてこられたということです。最後に校長として勤められていた川西市立川西南中学校では、福祉体験交流活動や地域ボランティア活動を通じて地域に根ざした学校づくりに取り組んでこられました。その最中の平成7年1月17日阪神・淡路大震災に遭い、それに伴い同校の第2グラウンドには仮設住宅が建てられ、大勢の被災者が避難生活を余儀なくされました。氏はこれを契機にあらためて命の大切さや思い合う心の必要性を感じ、生徒や教職員と共に学びを進めていかれたとのことでした。

 同じ時期、私は他の市内中学校に教員として勤務しており、当時の被災地の様子や学校生活の状況を思い出すことになりました。先達が困難な状況を乗り越えてさまざまな取り組みを進めてこられたことが「今」につながっているように思います。その意味でも現在抱えている課題を先送りせず、次代により良い教育が実現されるよう、自分なりに精一杯取り組みを進めていこうとあらためて思った時間でした。

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

質問1:このページは分かりやすかったですか?
質問2:質問1で(2)(3)と回答されたかたは、理由をお聞かせください。(複数回答可)


 (注)個人情報・返信を要する内容は記入しないでください。
所管課への問い合わせについては下の「このページに関するお問い合わせ」へ。

このページに関するお問い合わせ

教育推進部 教育総務課

〒666-8501 川西市中央町12番1号 市役所3階

電話:072-740-1256(就学担当)・072-740-1241(教育総務担当) ファクス:072-740-1327

教育推進部 教育総務課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。