令和6年3月5日　市長メッセージ「みつなかホールの再開に向けて」

3月に入りましたが、まだ寒い日が続いています。

さて、昨年10月に、みつなかホールにおける水損事故が発生して以降、長期間にわたり施設が利用できず、市民の皆さんに大変ご迷惑をおかけし申し訳ございません。

コロナ禍の収束後、多くの文化活動が再開していますが、同ホールを利用できず残念だという声をたくさんいただいています。取り急ぎ4月から一部の施設を再開しますが、メインホール及び文化サロンについては被害が大きく、今年8月の全面再開に向けて工事を進めていく予定です。

今回の事故は、今年度中に実施する予定であったステージ機器の修繕を請け負う事業者が、下見の際に舞台上部の設備スペースに入り、これを感知したスプリンクラーが作動したことにより発生したとの報告を受けています。これにより、舞台だけではなく、オーケストラのピット部分にも水が溜まったほか、1階の文化サロンまで水浸しとなるなどの大きな被害が発生しました。

同ホールの再開に向けては、市民の皆さまが一日も早く利用できるよう、再開に必要な箇所の工事をまず最初に行うこととし、他の箇所は数年をかけて順次修繕していく予定です。

なお、施設の修繕や関係者への補償などに要する費用の総額は2億円を超える見込みであり、今後、原因者への損害賠償請求や関係者への補償対応について、市と同ホールの指定管理者である（公財）川西市文化・スポーツ振興財団が進めてまいります。

今回の事故を通して、同ホールが多くの市民の皆さまにとって大切な施設であることを改めて実感しています。建築後、約30年が経過し、施設の老朽化も進んでいますが、今後も、多くの皆さんに利用していただける施設となるよう取り組んでまいります。