令和5年1月17日 生徒主体の教育活動の推進
ページ番号1016586 更新日 令和5年1月30日 印刷
生徒主体の教育活動の推進
教育長メッセージ
令和4・5年度の川西市教育委員会研究指定校である川西市立緑台中学校で、1月17日に1年次の研究発表が行われました。研究主題は「生徒主体の教育活動の推進」、めざす生徒像は「挑戦する生徒」。現学習指導要領にある「主体的・対話的で、深い学び」という新しい学力の在りかたに転換すべく、「教える」授業から「学ぶ」授業への転換が求められています。
公開授業は、1年生少人数授業による英語科と2年生の社会科でそれぞれ1クラスずつ行われました。英語科の授業ではタブレットに録画した生徒一人ひとりのスピーチをグループで評価し合い、改善点を指摘しながらより良いものにバージョンアップしようとする内容でした。社会科は歴史分野で戦国時代にそれぞれの所領で実施された施策について、大名や庶民からの目線でその思惑や受け止めかたを考えるといったものでした。
全体の講演では、鳴門教育大学大学院教授の藤村裕一先生から、「主体的・対話的で深い学びの授業デザイン」とういうタイトルでお話をお聞きしました。印象的に残ったのは、生徒一人1台タブレットなどのGIGAスクール構想は、単にICT機器の活用が目的ではなく、授業そのものを変えることが本来のねらいであることだといった内容でした。生徒が主体的に学ぶためには、研修する私たち教職員も主体的に学ぶことが大切だということで、参加した教職員も5〜6名のグループに分かれて、課題について協議しました。
学びの在り方の大きな転換は実は児童・生徒にとっては大きな壁ではなく、それをコーディネートし見守る教職員や保護者にとっての意識改革であると思います。知識伝達型の学びから探究型の学びへ、試行錯誤しながらも少しずつでも進めていく、その姿勢が何より求められていると私は考えています。
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