令和4年10月4日　子どもの人権オンブズパーソンから絵本の寄贈を受けました

子どもの人権オンブズパーソンから絵本の寄贈を受けました

教育長メッセージ

　本年度より川西市子どもの人権オンブズパーソンとして活動しておられる長瀬オンブズより、市内各小・中学校に絵本の寄贈がありました。タイトルは『きかせてあなたのきもち〜子どもの権利ってしってる？〜（ひだまり舎・2021年）』。コロナ禍でさまざまな制約を強いられている子どもたちの気持ちを、自分らしく表現することの大切さを主題にしたこの絵本。「何をしてるときがさいこうの気分？　ゆっくりしたいときってどんなとき？」から始まる10個の質問には、それぞれ「あなたが持っている子どもの権利」についての言葉が添えられており、質問に対する回答と同時に「子どもの権利」を考えるそんな内容の絵本となっています。

　長瀬オンブズは子どもの意見表明や参加の権利を保障する活動を続けておられ、過去に絵本や児童文学に心を支えられた経験もあったことから、コロナ禍における子どもの状況を憂える中でこの絵本が誕生したそうです。寄贈もトライやる・ウィークに参加していた生徒がこの絵本を手に取る様子を見て思いついたそうで、今だからこそ子どもたちにじっくり読み味わってほしいという気持ちがお話をお伺いする中でも伝わってきました。

　これを機会に多くの子どもたちが自分の思いに向き合い、それを表現する中で互いを認め合うことができるようになればと願います。そして私達おとなもコロナ禍の今だからこそ、子どもの権利を再認識する時なのかもしれません。