令和4年11月29日　工夫を重ねながら授業に臨んでいます

工夫を重ねながら授業に臨んでいます

教育長メッセージ

　業務の合間の時間をやり繰りしながら、できるだけ学校現場を訪問し、子どもたちの学びの様子や教職員の取り組みを実際に見るように心がけています。11月29日は午前中に川西市立けやき坂小学校を訪問しました。校長との懇談を終えた後、早速各教室の授業を参観させていただきました。日々の授業は本当に忙しい中で展開されているのは、私自身も小中学校の現場にいてよく理解しているつもりです。教職員はそういった中でも子どもたちの学びを深めようと、試行錯誤しながらも様々な工夫を積み重ねています。

　けやき坂小学校では欠席している児童も参加できるように、オンラインで授業を発信する学級がいくつか見られました。しかも単に授業の様子を流すだけでなく、画面に向けて声をかけるなどしてオンラインで参加している児童にも配慮した取り組みを行っていました。コロナ禍で自宅での待機を余儀なくされる児童も見られる中で、学校としてなんとか学習支援を行おうとする姿勢は、きっとそれを受け取る子どもたちにもその思いが伝わっていることだと思います。

　他にもオープンスペースを活用して教室を広げ密を避ける学級運営を行っている学年や、子どもたちの健康状態を心身ともに把握する取り組みを行っている保健室の養護教諭など、それぞれが工夫を凝らして日々の業務にあたっていることが伝わってきます。第8波と呼ばれる新型コロナ感染拡大にあっても、「With コロナ」を見据えたそれぞれの小中・特別支援学校及び幼児教育・保育施設の教職員の努力が、子どもたちの豊かな育ちや学びにつながっていることと確信しています。