隣の空き家にお困りのかたへ
ページ番号1011522 更新日 令和7年8月21日 印刷
空き家問題の解決方法
解決への動き方
空き家問題は、原則として「空き家に困っている人」と「空き家の所有者」との当事者間の民事問題として解決する必要があります。所有者の連絡先をご存知でない場合、自治会や近所で交流のある方が把握していることも少なくありません。 所有者を知らない場合、法務局で登記を請求すれば、所有者に関する情報を知ることができます。
また、弁護士や司法書士等の専門家に相談することや、登記などからも所有者や管理者が不明な場合は市に相談することも方法の一つです。
空き家の所有者の調べ方
1.登記事項証明書(登記簿謄本)の取得
法務局(川西市の管轄は伊丹支局)に行き、空き家の所在地を伝え、「登記事項証明書(登記簿謄本)」を請求します。請求は、法務局ホームページからオンラインでの請求も可能です。
登記には土地や建物の所有者の氏名と住所が記載されています。
- 登記には、電話番号やメールアドレスなどは記載されていません。
- 登記上の所有者が、別の所有者に変更されている場合があります。
2.近隣住民への聞き込み
ご近所のかたに、所有者の名前や連絡先について尋ねることで、所有者の情報を得られるケースがあります。
3.専門家への相談
川西市では、無料の法律相談を事前予約制で実施しています。実施日時や予約方法など、詳細については、生活安全課へお問い合わせください。
空き家からの植栽が越境しているとき
枝の切除
越境された土地の所有者は、民法233条第3項のいずれかに該当する場合には、枝を自ら切り取ることができるようになりました。(令和5年4月民法改正) 切除の判断は、事前に司法書士などの専門家へご相談することをおすすめします。市の無料法律相談もご活用ください。
1 土地の所有者は、隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者に、その枝を切除させることができる。
2 前項の場合において、竹木が数人の共有に属するときは、各共有者は、その枝を切り取ることができる。
3 第1項の場合において、次に掲げるときは、土地の所有者は、その枝を切り取ることができる。
(1)竹木の所有者に枝を切除するよう催告したにもかかわらず、竹木の所有者が相当の期間内に切除しないとき。
(2)竹木の所有者を知ることができず、又はその所在を知ることができないとき。
(3)急迫の事情があるとき。
4 隣地の竹木の根が境界線を越えるときは、その根を切り取ることができる。
空き家の蜂の巣ができているとき
蜂の巣の駆除
空き家の所有者等が、巣を駆除したり、巣を作られないように対策を講じることが必要です。
所有者の責任
空き家の管理責任
空き家を適切に管理する責任は、空き家の所有者等(所有者又は管理者)にあります。瓦等が落下したり、建物が倒れたことにより、人や物へ被害が及んだ場合、建物の所有者は損害賠償などの管理責任を問われます。
空き家になる前に連絡先を知る
空き家の所有者を知らない場合、解決まで長期化します。空き家となってからではなく、事前に問題発生を予測し、双方で連絡先を交換するなどの対策を施しておくことで問題への対処がしやすくなります。
また、一人暮らしの高齢者が施設に入ることで、空き家になる場合もあります。いざという時を想定し、親族を含めた連絡先を共有しておくことで、問題が発生した場合に早い解決が望めます。
よくある質問
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