電気ストーブ火災にご注意
ページ番号1014205 更新日 令和3年11月1日 印刷
電気ストーブは安全
手軽に持ち運びができ、灯油などの燃料を使用しないため安全な印象がありますが、使用場所や方法を間違えると火災につながります。電気ストーブは燃焼部分がないために安全でクリーンで空気が汚れないイメージから洗濯物の乾燥や寝室で使われることが多くあります。
全国的に電気ストーブによる火災は多く、火災発生の原因など2つの事例を説明します。
出火事例
洗濯物を干して出火
電気ストーブや石油ストーブの上で洗濯物を乾燥していると、対流熱による上昇気流にあおられ、洗濯物がストーブの上に落ち、火災がつながります。
また類似した火災として、たたんだ洗濯物が崩れ、ストーブに接触し、出火した事例も多く見られます。
石油やガスを使うファンヒーターなどでも同様の火災があり、暖房器具の設置場所付近に燃えるものが置かれてないことを確認しましょう。
就寝時の暖房として使用し出火
電気ストーブをつけたまま寝ると、寝返りなどで布団が接触し危険です。
就寝中は発見が遅れ、また布団が燃焼すると一酸化炭素が発生します。一酸化炭素はを吸引すると、身体が動かなくなることが多く見られます。死亡事故に直結するので注意が必要です。
このような火災は毎年のように発生しており、就寝時は電気ストーブを必ず消してください。
住宅火災から人命を守ろう
65歳以上の高齢者が危ない
令和2年中、全国の総出火件数は19,314件で、そのうち住宅火災が10,468件発生しました。(図上)また火災による死者は全体で1,321名、そのうち住宅火災による死者は862名になります。
この862名中、65歳以上の高齢者は615名となっており、住宅火災による死者のうち、実に約71%を占めています。
またストーブ火災による死者94名のうち、電気ストーブが最も多く45名、続いて石油ストーブが42名となっています。(図下)
消防本部では電気ストーブ火災をわかりやすい動画を作成しました。下記のリンク先をクリックして、理解を深めましょう。
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