令和4年8月2日 市長メッセージ「猪名川花火大会を中止します」
ページ番号1015690 更新日 令和4年8月2日 印刷
市民生活を確保するため 猪名川花火大会は中止します
今回は残念なお知らせをお伝えしなければなりません。
戦後間もなくから続き、夏の風物詩として多くのかたがたに親しまれてきた猪名川花火大会。
雨天やコロナで去年まで3回連続して開催できませんでしたが、今年こそはなんとか花火を打ち上げて閉塞感を吹き飛ばそうと、8月20日の開催に向けて準備を進めてきました。
6月末に開催を決めた時には、花火大会を望む多くのかたから喜びの声をいただきました。
また、私にとっても花火大会は子どもの頃から思い出のある大切なイベントでもあります。
7月に入りコロナの感染が急速に拡大し出しましたが、何とか開催したいとの思いで池田市や関係機関と調整を続けてきました。
しかし、花火大会を実施するには、当日の運営などに多くの消防職員や消防団、さらには市職員を動員する必要があります。地域医療がひっ迫し、救急体制の維持に全力で対応している中で、限りある人的資源は、地域医療や救急活動を維持するために確保すべきだと判断し、花火大会は止む無く中止することとしました。
これまで準備にご協力いただいた皆さまにお詫びを申し上げますともに、どうかご理解を頂きますようお願い申し上げます。
来年こそはコロナが収まって、夜空を彩る大輪の花にみんなで一緒に歓声をあげられる社会になっていてほしいと強く願っています。
改めて本市の医療、救急の状況についてご報告いたします
市立川西病院をはじめ多くの医療機関では、すでに確保している病床を超えた陽性者を受け入れています。
また、市内の医療機関で実施する発熱外来も予約が取りにくくなっています。
どこの医療機関も懸命の医療を続けている中で、クラスターが発生したり、家庭内感染により医療従事者が不足したりする医療機関もあり、地域医療は危機的な状況が続いています。
これ以上の感染拡大は、コロナだけでなく通常の医療にも大きな影響を与える危険性があります。
兵庫県には地域医療の現状を伝えており、県が対策を具体化する際には、市としてもしっかりと協力していく体制をとりたいと考えています。
また、救急に関してもひっ迫している状態が続いています。
市内のコロナ病床が満床であることなどから、救急搬送が市内で完結するのはすでに50%を下回っています。
このため、発熱していても、遠方への搬送になるケースや、搬送先が決まらずそのまま自宅療養をお願いする可能性もあります。
さらに、陽性で自宅で療養されるかたも右肩上がりで増えています。
市が実施している自宅療養者支援は、7月は過去最高のペースとなっていることから、比較的リスクの高いかたへの支援を優先的に実施していきます。
このため、無症状などリスクが少ないケースでは、物資の配送ができないこともありますので、食料や生活必需品の確保など、ご家庭で「もしも」の備えをお願いいたします。
市は医療・救急体制を維持するとともに、市民の日常生活の安全を確保するために一丸となって取り組んでまいりますので、皆様のご協力をお願いいたします。
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