令和6年3月14日　海外の仲間と

海外の仲間と

教育長メッセージ

　「なぜ外国語を学ぶのか？」　外国語特に英語が苦手な児童・生徒が口にする言葉です。確かに日本国内で生活することを考えた場合、多くの場面で英語ではなく日本語で十分対応できるのも事実です。でも海外にはさまざまな国や民族の人たちが生活しており、日本に住んでいる子どもたちと同様、笑ったり泣いたり怒ったりしながら未来について考え生活しています。そうした人たちと交流するためには、やはり外国語を学ぶことが必要になってきます。

　そういった観点から、今回、川西市立加茂小学校の4年生がフィリピンのwoodrose schoolの国際交流クラブの児童と、オンラインを使って直接交流する機会を企画しました。事前にそれぞれの学級が「日本について」「兵庫県について」「川西市について」英語での発表に取り組みました。オンライン交流を楽しみにしていた児童が多く、普段より意欲的に取り組む姿が見られたようです。

　当日は画面を通して手を振り合うところから始まり、互いに自分の国の紹介や言語を復唱しあうなどして交流。音声が流れる機器の影響もあって少し聞き取りにくい場面があったのは残念ですが、それでも活発に質問したり歌を披露したりして賑やかな時間となりました。今後は仲立ちする教員やALT（Assistant Language Teacher）の通訳する場面を減らし、子どもたち同士が直にやり取りすることで、英語を学ぶ機会を作っていきたいものです。ただ、交流のきっかけが刺激になったのは確かで、これからこういう交流が増えてくることを期待しています。オンラインを活用した海外の国の子どもたちとの交流は、すでに川西市立清和台小学校や川西市立緑台小学校でも実践されています。