令和6年3月12日 自由進度学習の試み

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ページ番号1019236  更新日 令和6年3月18日 印刷 

自由進度学習の試み

教育長メッセージ

タブレットを活用した自由進度学習

 「自由進度学習」という言葉をご存知でしょうか? 同じ進度で一斉に学習を進める「一斉授業」とは違って、提示された学習目標に向かって子どもたちが自分たちのペースで、自分に合った方法で、学びを進めるという考え方の学習方法です。子どもたちがより主体的に学びに臨むように、今全国でも広がりを見せている学習方法でもあります。

 3月12日の6校時目、川西市立東谷小学校4年生の社会科の授業で自由進度学習が行われるというお話を聞き、早速授業参観に向かいました。単元は「特色ある地域と人びとのくらし」、教材は『景観を生かしていく』という内容で、宮城県の松島町と登米町の事例が教科書に掲載されています。通常はどちらかを選んで学習するところを、子どもたち自身が興味を持った方を選択し、その内容をタブレットPCを用いてまとめ、それを違う選択をした児童に伝えるという授業内容でした。

 授業開始、担任教員のガイダンスを聞いた子どもたちは早速作業開始。すでに家庭学習で自主的にまとめている児童もいて、どの子どもたちも熱心に作業に取り組んでいます。まず驚いたのはその集中力の高さです。6校時目とは思えないぐらい、どの子どもたちも集中していて、授業内容に関してのモチベーション(動機付け)の高さがうかがえます。もう一つはタブレットPCの作業が適切であること。掲載されている写真をタブレットPCでパチリと撮って、大きさを変えながら全体のレイアウトを考えたり、思考過程を矢印を使って表現したりしています。授業後半は、それぞれまとめた内容を見せながら相手に伝わるようプレゼンテーション。どの子どもたちも意欲を持って生き生きと活動しています。

 授業終了後は授業者である教員と当該校長先生、そして急遽駆けつけてくださった坂本教育委員も参加して意見交流。校長先生からは「これからの授業研究は授業技法だけでなく、子どもの主体的な学びを支援する授業形態についても考える必要がある。」という趣旨のお話を聞きました。他の学校でもそうであったように、この授業の最中にも見学に来られた同僚教員の姿がありました。学び合う教員が創りだす「同僚性」こそが学校を活性化する重要な要素だと思います。

 授業終了後、子どもたちから「授業を見ていただいて、ありがとうございました。」の挨拶をいただきました。「いえいえ、こちらこそ参観させていただきありがとうございました。」展開されている学びがこれからの子どもたちの更なる学び、そして教員も含めた私たち自身の学びとなるよう、チャレンジしていく必要があります。

作業に集中する児童

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