令和6年3月14日　修学旅行の思い出

修学旅行の思い出

教育長メッセージ

　川西市立小・中学校の全校に、学びの場としてサポートルームを設置していることは、今年度さまざまな機関でも報道されたこともあってご存知のかたもおられると思います。年度末には兵庫県知事も視察され、結果として来年度から全県で支援が受けられるようになりました。サポートルームの運営には各校がそれぞれ工夫し、その中で子どもたちが自分の学びの場を見つけ、さまざまな活動に取り組んでいるという報告は受けていますが、今回、川西市立多田中学校の校長からは、そのサポートルームに通う3年生7人が、卒業記念として作成したちぎり絵が完成しましたという報告がありました。

　そのちぎり絵は子どもたちが修学旅行で訪れた「沖縄美ら海水族館」を題材にしており、昨年5月にサポートルームの3年生7名が全員修学旅行に参加した思い出に今まで作成していたものです。卒業を前に「みんなで思い出の作品を」ということで色画用紙を1センチ四方に切り取って、協力しながら丁寧に貼った作品となっています。サポートルームに通っていた3年生7人は、それぞれ高校に進学する予定で、サポートルームに通った思い出を大切に残したいということでした。自分たちが確かに歩んできた道のりをしっかり刻んでおきたいという思いが表れていますね。

　3月14日には市内7つの中学校で卒業証書授与式が行われました。子どもたち一人一人が、中学校でのさまざまな学びを糧にして、これからの人生も希望を持って歩んでいってほしいと願っています。