令和6年1月25日 市指定研究発表会

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ページ番号1019031  更新日 令和6年2月5日 印刷 

川西養護学校研究発表会

教育長メッセージ

授業風景

  年が明けて間もない1月25日に川西市立川西養護学校で、令和5年度市指定研究発表会が開催されました。研究発表をする学校園所は毎年度1〜2校園所、意欲のある学校園所から市教育委員会で選考し指定するのですが、主に肢体不自由児を対象とした川西養護学校が研究指定されるのは近年なかったことであり、川西養護学校教職員の主体的な取り組み意欲に頭の下がる思いです。当日は60名以上の市内の校園所の教職員と教育委員会指導主事が参加し、普段なかなか目にする機会がないと思われる子どもたちの学習や教職員の取り組みについて、実際に見学する絶好の機会となりました。

 川西養護学校では子どもたち一人一人の運動機能などを教職員がチームとしてアセスメントし、それぞれの子どもたちに合った教育活動を行っています。見学した玉入れの授業では、子どもたちそれぞれの運動機能に合った玉の入れかたを教職員が提案し、それを子どもたち自身と一緒に考え、さらに子どもたち同士がチームとして勝つための作戦を考えていました。別の授業では、子どもたちがそれぞれにしおりやコースターなどの作品を制作し、来校者に販売していました。作品を作るだけでなく、人とのコミュニケーションを通して経済的なやり取りを学ぶ。参加した教育委員も子どもたちとのやり取りを通して、作品を購入していました。

 川西養護学校での学びは一見特別なもののように見えますが、通常の学校の教育活動に通じる部分が多いように思います。集団で子どもを客観的にアセスメントすること、そのアセスメントに基づいて子どもたちに合った学習支援を行うこと。今話題になっている「個別最適な学び」と「協働的な学び」の基盤となるこういった学習支援は、「一斉授業」に偏った今の学習活動を見直す視点でもあります。

 授業見学を終えたのち、川西養護学校の研修などの取り組みが報告されました。特筆すべきはその後、グループに分かれて協議の時間を確保したことです。異校種の教職員がそれぞれの視点を持ち意見を交流する、私自身は研究会の中でこの時間が最も大切だと考えています。私たち教職員自身も見たり聞いたりするだけの受け身の研修参加ではなく、自分自身の考えを整理し、それを言語化することで表現し、他者の意見と交流することで自身の考えを深める、主体的な研修参加が求められています。

 講演では、大阪大谷大学教育学部の小田浩伸教授が「肢体不自由校としての展望〜的確な実態把握から中心課題の抽出と授業実践〜」と題したお話をいただきました。参加した指導主事からは、「特別支援学校だけでなく、通常の小・中学校にも通じる話題でした。」と報告を受けました。川西養護学校の市指定研究は今年度一年目。最終となる来年度の取り組みに期待しながら、学校をあとにしました。

作品販売

グループに分かれて意見交流

小田教授による講演会

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