菊炭友の会|参画と協働による景観形成
ページ番号1023660 更新日 令和8年3月4日 印刷

菊炭友の会は、黒川・桜の森で、昔ながらの菊炭の炭焼きを継承すると共に、エドヒガンの生育環境の整備などを行っています。クヌギ林の中、炭焼き窯から白く立ち上る煙や一面に広がる桜の森。ここにしかない里山景観が形成されています。
主な取組
- 主な取組場所
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黒川・桜の森
- 景観類型
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自然景観、集落景観
- 景観形成の方針
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豊かな自然を感じることのできる山並みの景観を形成します
集落と農地、里山が調和した景観を形成します
- 取組方針
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市民・関係団体、事業者と行政が協働して、自然環境の保全活動や美化・清掃を行います
集落を特徴づける里山や鎮守の森、古民家などを訪れる機会を設け、景観の魅力を向上させたり、景観とのふれあいを創出します
取組内容と効果
山の木を切り炭を焼く、里山の文化「菊炭」を継承する

落葉した森の合間から立ち昇る白い煙。これが、冬の里山で炭焼きが始まった合図です。
菊炭友の会は、黒川地区伝統の「菊炭」の炭焼きを継承する団体。平成17年に菊炭生産体験講座の受講者有志によって発足しました。自治会から山を借り受け、クヌギの育成と炭焼きを毎年続けています。炭焼きに使う窯は、昔から使われていた窯跡に、今西菊炭本家の助力を得て再建したものです。木材の運搬を考慮し、林のすぐそばに設けられています。
炭にするクヌギは、古くから使われてきた台場クヌギや、市内の小学生の里山体験学習で植樹したクヌギなど。長さ1mほどでも20キログラムほどになるものもあり、山の斜面を運ぶのは重労働です。また、炭焼きは時間のかかる作業です。一日目は窯の入口で薪を燃やして窯内の炭材が自発炭化を開始する温度まで上昇させます。自発炭化が始まれば窯入り口を小さな空気穴を残してレンガで塞ぎます。 二日目、三日目は上昇する温度にあわせて空気穴で酸素流入量を調整します。 そして三日目で完全に炭になったころに窯入り口と煙道口(煙突穴)を完全密閉して徐々に温度を冷まします。この工程を1週間サイクルで行います。こうして完成した炭は良質な高級炭として、京都を中心にお茶席に使われます。
重労働の多い炭焼きですが、活動する会員は皆さん笑顔。ベテランから初心者まで、様々な年代の会員が協力し、楽しめる範囲で伝統の技に挑戦し、継承しています。
炭焼きの季節には炭焼き体験会も開催しており、里山の文化と景観を体験できる貴重な機会となっています。



樹齢100年を超えるエドヒガンの森を整備

炭焼きを中心に活動する菊炭友の会ですが、野生種の桜「エドヒガン」の保全・育成にも取り組んでいます。エドヒガンは絶滅危惧種の1種で、群生地はとても貴重な場所です。
「黒川・微笑み桜」や「長老」の愛称で親しまれるエドヒガンの大木を中心に、ヤマザクラ、カスミザクラ、ウワミズザクラなどが育ち、春にはやま一面が桜色に染まります。同団体では、エドヒガンの育成も行っており、遊歩道や休憩ができるベンチ、案内看板なども整備されており、約30分で森を巡ることができます。
「ここは高さ3mを超える笹で覆われていた森を、会の先輩たちの手で切り開いてきた場所。雑木に囲まれていた桜は細長いですが、開けた場所で育った微笑み桜は大きく貫禄があり、毎年きれいな花をつけてくれます」と会長の中川さんは振り返ります。
桜の名所の1つといわれる黒川・桜の森で、今年も満開の桜がひろがる景観が守られています。
参加するには

菊炭友の会では、「炭焼1日体験会」や「里山整備1日体験会」を実施している他、随時会員を募集しています。詳しくは、菊炭友の会ブログをご覧ください。
活動日
毎週火曜日、第1・第3日曜日午前9時半〜午後3時(7・8・9月は午前8時半〜午後1時)
活動場所
黒川・桜の森(川西市黒川)、能勢電鉄「妙見口」駅から徒歩約60分、駐車場あり
関連情報
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このページに関するお問い合わせ
都市政策部 都市政策課(都市計画)
〒666-8501 川西市中央町12番1号 市役所5階
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