川西里山クラブ|参画と協働による景観形成
ページ番号1023327 更新日 令和7年12月10日 印刷

川西里山クラブは、黒川でエドヒガンやクヌギが育つ里山の保全活動を行っています。人の手によって整備・管理されることで、春には桜が、秋には紅葉が色づき、美しい里山景観が形成されます。
主な取組
- 主な取組場所
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黒川
- 景観類型
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自然景観、集落景観
- 景観形成の方針
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豊かな自然を感じることのできる山並みの景観を形成します
集落と農地、里山が調和した景観を形成します
- 取組方針
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市民・関係団体、事業者と行政が協働して、自然環境の保全活動や美化・清掃を行います
集落を特徴づける里山や鎮守の森、古民家などを訪れる機会を設け、景観の魅力を向上させたり、 景観とのふれあいを創出します
取組内容と効果
クヌギやエドヒガンが広がる黒川らしい里山を守り伝える

黒川は、古くから人と自然が共存してきた場所です。特産「菊炭」の生産や薪の調達に山の木々を使うことで里山を管理してきましたが、現在は炭焼き農家の減少や電気・ガスの普及により人の手が入りづらくなり、管理が難しくなっています。川西里山クラブは、そんな黒川の里山を守るため活動しています。
川西里山クラブでは、市の天然記念記念物にも指定されている「妙見の森」にあるエドヒガン(桜)群生地の保護と育成に取り組んできました。現在は活動地を黒川口滝谷に移し、黒川の里山を象徴するクヌギ林の再生に取り組んでいます。「クヌギ」は菊炭にも使われ、鹿の食害を防ぐため高さ1〜2m程度で伐採されることから「台場クヌギ」と呼ばれるずんぐりむっくりとした姿が見られる、里山を守る知恵が現れた樹木。秋になると紅葉し、里山を鮮やかに彩ります。また、クヌギの輪伐によりパッチワークのように見える模様が生まれ、里山でしか見られない景色となります。

数年の間、人の手が入っていなかった活動地には雑木林が広がり、切り倒された木もそのまま残っています。川西里山クラブのメンバーは急斜面を登り、チェーンソーや鎌を使って雑木を切り倒し、伐採木を片付けていきます。雑木が取り除かれると山に光が入り、かつて菊炭に使われていたと思われる台場クヌギが姿を現します。空いたスペースには拾い集めたクヌギの実(どんぐり)を植えて、クヌギ林にしていきたいとメンバーは話します。
川西里山クラブでは、里山保全活動の他、市立小学校の4年生を対象とした「里山体験学習」の受け入れや、黒川里山センターで開催されるイベント「黒川里山マルシェ」への出展など、多くの人に森や里山を知ってもらうための活動も行っています。
人の生活様式の変化によって失われつつある里山の保全活動と、その魅力を伝える活動が、黒川でしか見られない里山景観の形成につながっています。



参加するには

川西市里山クラブでは、一緒に活動する会員を募集しています。見学・申し込みは、下記問い合わせ先まで。
主な活動
里山の整備(雑木伐採、クヌギ植樹)、小学生の体験学習(木工クラフト、里山散策)
活動日
第1・3・4日曜日午前9時〜正午、臨時活動は随時
活動場所
旧妙見の森ケーブル黒川駅すぐ(川西市黒川口滝谷)、能勢電鉄「妙見口」駅から徒歩約25分
設立・会員数(R7時点)
2005年・23人
問い合わせ先
090-9613-9694(会長 中橋さん)
関連情報
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このページに関するお問い合わせ
都市政策部 都市政策課(都市計画)
〒666-8501 川西市中央町12番1号 市役所5階
電話:072-740-1201 ファクス:072-740-1323
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