令和2年1月17日 市長メッセージ
ページ番号1009966 更新日 令和2年1月17日 印刷
阪神・淡路大震災から四半世紀
新たな防災拠点となる新消防本部と南消防署が完成
25年前の1月17日午前5時46分、阪神・淡路大震災が発生。死者・行方不明者が6千人以上となる大きな被害をもたらしました。
当時、私は高校2年生。災害ボランティアで訪れた神戸のまちは変り果てた姿となり、今でもその惨状を鮮明に覚えています。川西市も死傷者500人以上、3千棟余りの家屋が全・半倒壊し、市内各地で停電や断水、ガス漏れのほか、道路損壊などの被害がありました。
私たちにとりまして、常に意識しておかなければいけないことは、近年の異常気象に加えて、30年以内に発生する可能性が高いと言われる「南海トラフ地震」など、いつ大きな災害に見舞われてもおかしくない状況にあることです。
防災を考える上で大切なのは、自分の命は自分で守ること(自助)。地域や隣人同士が助け合って人やまちを守ること(共助)。市や消防、警察が守ること(公助)の三つの力が欠かせません。個人、地域、行政がそれぞれの立場で普段から備えておくことが大切です。
このような中、川西市の新たな防災拠点として、キセラ川西地内に消防本部・南消防署が完成しました。大規模災害時でも機能を維持できる免震構造や72時間稼働が可能となる自家発電設備を新たに装備し、また、多様な消防訓練や救助救出訓練ができる訓練塔を併設しました。
14日に竣工式と内覧会を行い、関係者や一般の皆さまにお披露目。普段目にすることができない施設内部を観覧できるとあって200人以上の方がお越しになりました。私は新しい施設を前にして、改めて市民の皆さまの期待に沿えるよう安心安全のまちづくりを進める決意をいたしました。南消防署は16日から、消防本部は19日からそれぞれ移転する予定です。
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