第29回 川西市展 作品紹介(令和2年度)
ページ番号1012384 更新日 令和3年2月17日 印刷
第29回 川西市展の作品を紹介します
令和2年度、第29回川西市展の展示は、新型コロナウイルス感染拡大に係る緊急事態宣言が延長されたことを受けまして、中止となりました。
今回は、入選作品と各部門の審査員による1席から3席の作品の講評を動画で公開します。洋画、日本画、書、彫刻・立体造形、工芸、写真、現代美術の7部門の出品点数計248点の中から、197点が入選しました。うち、入賞(1席から3席、奨励賞)は59点です。
また、各部門の1席の中から、特別賞3点(青木賞(市長賞)・平通賞(議長賞)・川西市美術協会賞)が選ばれました。青木賞(市長賞)と平通賞(議長賞)は、川西市で活躍された日本画家の故青木大乗画伯と、洋画家の故平通武男画伯の功績を讃えて設けられた賞です。
川西市美術協会賞は、かねてから川西市の市民文化に貢献されております、川西市美術協会会長より川西市展に協力したいというお声を頂き、設けられた賞です。
各部門の1席を写真でご紹介します。
受賞作品
青木賞(市長賞) (現代美術の部一席)
(審査員講評)
同系色で整えられていて、引き込まれる印象の強さがあり、完成度が高い作品です。
平通賞(議長賞) (洋画の部一席)
(審査員講評)
画面全体を使い、その隙のない構成は、流れる水の勢いと、それを受け止める石の重さを見る人に感じさせます。石の表現もただ写実にならず、作者のフィルターを通した表現方法になっています。
川西市美術協会賞 (書の部一席)
(審査員講評)
多字数を行間もきまりよくまとめ上げている。全体の流れが良い。
日本画の部 一席
(審査員講評)
椿の樹を素直に描いています。花の赤をバランス良く配置して花以外の色はややおさえ気味にして空気感を表現している完成度の高い作品です。
彫刻・立体造形の部 一席
(審査員講評)
右目に不思議な付属物があり、胸は断崖のように荒い造形がされています。これらのバランスと顔の表情が清々しいです。
工芸の部 一席
(審査員講評)
審査してきて、初めて刺繍の作品を拝見しました。作者の伝統に対する畏敬の念と、玩具に対する深い思いが感じられ、それを表現する確かな技術の集結として素晴らしい作品となりました。満場一致で第一席になりました。
写真の部 一席
(審査員講評)
3枚の組写真ですが、タイトルにあるように何でもない日常の生活空間を、作者の鋭い視点で切り取られ、格調高いドキュメンタリーとして完成度は高いです。個々の作品も自動車、子ども、屋内(靴)などそれぞれメッセージ性が明確です。
関連情報
- 第29回川西市展「洋画部門」入賞作品(一席から三席は審査員の解説付き)(外部リンク)
- 第29回川西市展「日本画部門」入賞作品(一席から三席は審査員の解説付き)(外部リンク)
- 第29回川西市展「書部門」入賞作品(一席から三席は審査員の解説付き)(外部リンク)
- 第29回川西市展「彫刻・立体造形部門」入賞作品(一席から三席は審査員の解説付き)(外部リンク)
- 第29回川西市展「工芸部門」入賞作品(一席から三席は審査員の解説付き)(外部リンク)
- 第29回川西市展「写真部門」入賞作品(一席から三席は審査員の解説付き)(外部リンク)
- 第29回川西市展「現代美術部門」入賞作品(一席から三席は審査員の解説付き)(外部リンク)
- 第29回川西市展入選作品(全部門)(外部リンク)
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