応急手当や救命処置について

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ページ番号1005194  更新日 令和5年4月6日 印刷 

心肺蘇生法とAED

成人に対する心肺蘇生法とAEDの使用方法について説明しています。

1 安全を確認する

 倒れるところを目撃したり、倒れているところを発見した場合には、近寄る前に周囲の安全を確認します。

(注)車が通る道路などに人が倒れている場合などは、特に気を付けましょう。

傷病者発見

2 反応(意識)を確認する

 傷病者の耳元で「大丈夫ですか?」または「もしもし」と呼びかけながら肩をやさしくたたき、反応を見ます。

 目を開けたり、何らかの返答または目的のあるしぐさがなければ「反応なし」と判断します。

(注)ケイレンのような全身がひきつるような動きは「反応なし」と判断します。

反応の確認

3 助けを呼ぶ・119番通報とAEDの手配

 反応がなければ、周囲に大きな声で「誰か来てください!」と助けを求め、協力者に「あなたは、119番へ通報してください」「あなたは、AEDを持ってきてください」と具体的に依頼します。

(注)協力者がおらず、救助者があなた1人の場合は、まずは自身で119番通報し、すぐ近くにAEDがあることがわかっている場合にはAEDを取りに行ってください。

119番通報とAED手配

4 呼吸の確認

 10秒以内で傷病者の胸と腹部の上がり下がりを見て、普段通りの呼吸をしているかを確認します。

 胸や腹部の動きがない場合、10秒間確認してもよくわからない場合、しゃくりあげるような不規則な呼吸の場合は、「普段通りの呼吸なし」と判断します。

呼吸の確認

5 胸骨圧迫

 傷病者に普段通りの呼吸が見られない場合、あるいはその判断に自信が持てない場合には、心停止と判断し、すぐに胸骨圧迫を開始します。

 胸骨圧迫の手の位置は、胸の真ん中にある胸骨の下半分のところです。そこに片方の手の付け根を当て、もう一方の手を重ねて、両肘をまっすぐに伸ばし手の付け根の部分に体重をかけ、真上から垂直に胸が約5センチ沈むまでしっかりと圧迫し、1分間に100~120回の速いテンポで30回押します。

胸骨圧迫1

胸骨圧迫2

kyoukotuappaku3

6 気道確保

 気道確保は、片手を額に当て、もう一方の手の人差し指と中指の2本をあご先に当てて、頭部を後屈させて、あご先を上げ、空気の通り道を確保します。

気道確保

7 人工呼吸(口対口人工呼吸)

 気道を確保したまま、額に当てた手の親指と人差し指で傷病者の鼻をつまみます。自身の口を大きく開け、傷病者の口を覆い、空気が漏れないようにして相手の胸が軽く膨らむ程度に息を2回(1回につき、1秒をかけて)ゆっくりと吹き込みます。

人工呼吸

8 心肺蘇生の継続(30対2)

 胸骨圧迫30回連続して行った後に、人工呼吸を2回行います。この胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせ(30対2)を救急隊に引き継ぐまで行います。

(注)もし救助者が2人以上いる場合は、1~2分程度を目安に交代しましょう。

(注)人工呼吸が出来ない場合には胸骨圧迫のみを行います。

心肺蘇生(胸骨圧迫)

心肺蘇生(人工呼吸)

9 AEDの使用

 AEDが到着したらケースを開け、傷病者の近くに置きます。電源ボタンを押し、以降は音声メッセージと点滅するランプに従って操作します。(ふたを開けると自動的に電源が入る機種もあります。)

AED傍ら

10 電極パッドを貼る

 傷病者の衣服を取り除き、胸をはだけます。電極パッドの袋を開封し、電極パッドをシールからはがし、粘着面を傷病者の胸の肌にしっかりと貼り付けます。

(注)貼り付ける位置は、電極パッドに絵で表示しています。

電極パッド貼り付け位置

電極パッド

11 心電図の解析・電気ショック

 電極パッドを貼るとAEDが自動的に心電図を調べます。”体に触れないでください”と音声メッセージが流れるので「みなさん、離れてください!」と周囲の人に注意を促し、傷病者に誰も触れていないことを確認してください。

 AEDが電気ショックが必要と判断すると、”ショックが必要です、充電中です”と音声メッセージが流れ自動的に充電が始まります。充電完了後、”ショックボタンを押してください”と音声メッセージが流れますので、再度傷病者に誰も触れていないことを確認し、「電気ショックをします!みなさん離れて!」と注意を促し、ショックボタン(点滅ボタン)を押します。

 ショック後は、胸骨圧迫から心肺蘇生を再開してください。

電気ショック1

電気ショック2

12 AEDの使用と心肺蘇生の継続

 心肺蘇生を再開して2分ほど経ったら、再びAEDが自動的に心電図の解析を行います。音声メッセージに従って傷病者から離れます。以後は、心電図の解析・電気ショック、心肺蘇生の再開の手順を約2分間おきに繰り返します。

心肺蘇生とAED

心肺蘇生

応急処置

一般的な応急処置について、説明しています。

応急手当イラスト

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