建設工事入札にかかる低入札価格調査制度について
ページ番号1004212 更新日 令和4年4月1日 印刷
1.低入札価格調査制度
低入札価格調査制度とは、予定価格の制限の範囲内において最低価格で申込みをしたものの価格が、あらかじめ設定した調査基準価格未満であった場合、発注者である 市が調査を行い、履行が可能と判断すれば契約を締結しますが、履行されないおそれがあると判断した場合は落札者とせず、次に低い価格で入札した者を落札者とする制度です。ただし、次に低い価格で入札した者も調査基準価格未満であった場合、同様に調査を行い落札者を決定することになります。
対象:予定価格が1億5千万円以上の建設工事で実施。ただし、技術的工夫の余地が小さい工事及び早期発注を要する工事は除く。また、工事内容により1億5千万円未満の建設工事についても実施する場合がある
2.低入札価格調査と落札者の決定
- 調査基準価格未満の入札があった場合は、落札者の決定を保留します。
- 調査基準価格未満で入札した者に対して、入札額の積算根拠となる資料の提出を求め、資料に基づくヒアリングを行います。
- 資料提出及びヒアリングに基づき取りまとめた調査結果について、「川西市競争入札審査委員会」で審査し、落札者を決定します。
3.調査の内容
- 入札価格の積算内訳
- 当該価格で入札した理由
- 手持ち工事の状況
- 資材調達方法
- 機材調達方法
- 予定施工体制
- 労務者の配備見通し
- 建設副産物の搬出先
4.審査基準
入札価格の積算内訳と予定価格の積算内訳について比較し、次の率を基準に審査します。
- 直接工事費の90%
- 共通仮設費の80%
- 現場管理費の80%
- 一般管理費の30%
入札価格の積算内訳における各費用の額が、いずれも予定価格の積算内訳における各費用の額に上記1から4の率を乗じて得た金額以上のときは、原則その者を落札者とします。ただし、調査の結果を踏まえ、明らかにその者により当該契約の内容に適合した履行がなされないおそれがあると認められる場合は、その者を落札者としないこととします。
また、上記1から4の率を乗じて得た金額を下回る入札であっても、調査結果から「川西市競争入札審査委員会」で適正な履行が可能と判断された場合は落札者とします。
5.入札参加者への周知及び公表について
- 予定価格及び調査基準価格は入札公告にて事前公表します。
- 調査基準価格を下回る額で入札を行った者のうち、調査を行わず、当該入札者を落札者としない基準価格(調査最低基準価格)を設定したときは、調査最低基準価格があることを入札公告にて周知します。
- 調査基準価格を下回った入札を行った者で契約の相手方となったものは、下請契約金額に関わらず、契約締結後すみやかに施工体制台帳及び施工体系図の写しを提出してください。また、施工体制台帳には、下請契約の写しを添付しなければならないことを入札公告で周知します。
- 調査基準価格を下回った入札を行った者で契約の相手方となったものは、必要に応じて契約の保証の額を契約金額の10分の3以上とし、入札公告で周知します。
- 調査基準価格を下回った入札を行った者で契約の相手方となったものは、専任の主任技術者又は監理技術者(以下「主任技術者等」という。)の配置が義務付けられている工事においては、原則、専任で配置しなければならない主任技術者等とは別に、同業種にかかる国家資格を有する技術者を専任で1名現場に配置すべきことを入札公告で周知します。
- その他必要事項は入札公告で周知します。また、調査の基準及び調査の実施についての規定は市のホームページに掲載します。
6.留意事項
- 調査基準価格を下回る入札をした者で調査対象者となったものは、入札公告で指定した日に資料提出が必要となります。予定価格及び調査基準価格は入札公告にて事前公表しますので、調査基準価格を下回る入札を予定されている入札参加者は、あらかじめ資料提出の準備をお願いします。
- 資料の提出期限内に提出しない、若しくは事情聴取に応じないなど契約担当者の指示に従わない場合は、その者がした入札は無効とし、川西市入札参加資格者指名停止基準に基づき指名停止措置を行います。
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