インフルエンザについて
ページ番号1009713 更新日 令和6年9月10日 印刷
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インフルエンザとは
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。子どもではまれに急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している人では二次性の肺炎を伴うなど、重症になることがあります。
季節性インフルエンザは流行性があり、いったん流行が始まると、短期間に多くの人への感染が拡がります。日本では、例年12月から3月が流行シーズンです。
インフルエンザの予防について
インフルエンザを予防する有効な方法としては、以下が挙げられます。
流行前のワクチン接種
インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減する効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されており、日本でもワクチン接種をするかたが増加する傾向にあります。
外出後の手洗いなど
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気管粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行してきたら、特に高齢者のかたや基礎疾患のあるかた、妊婦、体調の悪いかた、睡眠不足のかたは、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染などを防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。
インフルエンザにかかったかもしれない場合には
- 人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場に行かないようにしましょう。
- 咳やくしゃみなどの症状のある時は、家族や周りのかたへうつさないように、飛沫感染対策として咳エチケットを徹底しましょう。
インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。
たとえ感染者であっても、全く症状のない(不顕性感染)例や、感冒用症状のみでインフルエンザウイルスに感染していることを本人も周囲も気が付かない軽症の例も少なくありません。したがって、周囲の人にうつさないよう、インフルエンザの飛沫感染対策としては、次のようなことを心がけてください。- 普段から皆が咳エチケットを心がけ、咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと。
- 咳やくしゃみがでるときはできるだけ不織布製マスク(注)をすること。とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けないこと。
- 鼻汁・咳などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めたときはすぐに手を洗うこと
- 安静にして、休養をとりましょう。特に睡眠を十分にとることが大切です。
- 水分を十分に補給しましょう。お茶でもスープでも飲みたいもので結構です。
- 高熱が出る、呼吸が苦しいなど具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。
また、小児、未成年者では、インフルエンザの罹患により、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと歩き回るなどの異常行動を起こすおそれがあります。自宅で療養する場合、インフルエンザと判断され治療が開始された後、少なくとも2日間は、小児・未成年者が一人にならないなどの配慮が必要です。
(注)不織布製マスクとは:不織布とは「織ってない布」という意味です。繊維あるいは糸などを織ったりせず、熱や化学的な作用によって接着させて布にしたもので、これを用いたマスクを不織布製マスクといいます。
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