化学物質過敏症について(ご理解・ご協力をお願いします)
ページ番号1009132 更新日 令和6年12月10日 印刷
化学物質過敏症とは
微量の化学物質に反応して非アレルギー性の過敏状態となり、さまざまな体調不良の症状が現れるものです。
その病態や発症の仕組みは明確になっていません。
化学物質過敏症の症状
化学物質過敏症の症状は多様で、粘膜刺激症状(結膜炎、鼻炎、咽頭炎)、皮膚炎、気管支炎、ぜんそく、循環器症状(動悸、不整脈)、消化器症状(胃腸症状)、自律神経障害(異常発汗)、精神症状(不眠、不安、うつ状態、記憶困難、集中困難など)、中枢神経障害(けいれん)、頭痛、発熱、疲労感などが出現すると言われています。
原因として可能性のあるもの
- 家の中では
- 合成洗剤、柔軟剤、消臭除菌スプレー、衣類の防虫剤、漂白剤、化粧品、香水、シャンプー、リンス、制汗剤、整髪料、芳香剤(トイレの消臭を含む)、アロマ、防ダニグッズ、抗菌グッズ、タバコ、建材、接着剤、塗料、シロアリ駆除剤など
- 屋外では
- 排気ガス、殺虫剤、除草剤、虫よけ線香、大気汚染物質、農薬散布、野焼など
- 食べ物
- 食品添加物、残留農薬、保存料、着色料、甘味料、香料など
- その他
-
ドライクリーニング、床ワックス、防炎カーテン、図書館の本の殺菌
いずれも、健康な人であれば許容できる程度の極めて微量な化学物質との接触で症状が生じると言われています。また、いったん過敏症になると、その後はわずかな量の化学物質に対しても症状が現れるようになり、場合によってはたいへん重い症状が出ることがあります。
化学物質過敏症への対応について
化学物質過敏症の自覚症状を誘発しないためには、症状を誘発するあるいは誘発する可能性のある有害因子に近づかないこと、早期に離れること、滞在時間を短くすること、使用を控えることが有効です。
周囲の配慮により症状の悪化を防ぐことができます
化学物質過敏症は誰もが発症する可能性があります。身の回りの何気ない物が影響し、苦しい思いをしているかたが周囲にいるかもしれません。公共の場や人の集まる場では特に、香料(香水・整髪料など)の使用について、周りのかたがたへのご配慮をお願いいたします。
皆が快適に生活するため私たち一人ひとりにできること
- 学校や公共の場などの人が集まるところでは、香水・整髪料・デオドラントスプレーなどの香料を含むものの使用を自粛しましょう。
- 学校・保育所・病院・公園などの公共施設や住宅に隣接した家庭菜園・農地などで農薬や殺虫剤などを使用するときには、飛散防止に努めましょう。(隣近所に体調が悪くなる人がいる場合は、使用を控え、代替策など十分な配慮をしましょう。)
- 害虫、ねずみなどを駆除するときには、薬剤に頼らない駆除の方法(清掃や進入路の封鎖など)を工夫しましょう。
関連情報
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このページに関するお問い合わせ
健康医療部 保健センター・予防歯科センター
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電話:072-758-4721 ファクス:072-758-8705
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