基本理念と方針

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ページ番号1016491  更新日 令和6年3月14日 印刷 

基本理念と目標

基本理念

生活シーンから私たちの景観を見つめ直し生活する中で居心地の良さと愛着や誇りを実感できる
ふるさと景観の形成に向けてみんなで取り組みます

 本市の景観は、地域固有の地形や自然の中で、私たちが長年にわたり日々暮らし、活動することで創られたものです。このことから、生活者としての身近な視点から景観を捉え、良好な景観の形成に向けて、市民と事業者と行政による一体的な取組がなされることが重要です。

景観形成の目標

家族のイラスト(三世帯)

  1. 身近にある暮らしの景観を良くします
    日々の暮らしの中で景観を意識し、きめ細かな手入れを心掛けて、誰もが心地良いと感じることができるように暮らしの景観を良くしていきます。
  2. 魅力を高める景観を守り創っていきます
    まちの誇りとなる市民共有のかけがえのない景観資源を、保全及び創出することで、川西の魅力を高める景観を守り、創っていきます。
  3. 市民・事業者・行政が協同して取り組みます
    川西を愛する市民の公共心を育みつつ、市民と事業者と行政が協働して魅力的な景観の形成に取り組んでいきます。

景観類型と景観形成の方針

 本市の景観の骨格となっているのは、北部一体の北摂山系、そこに源を発し市域を南北に貫く猪名川、その流れに沿って形成された段丘崖、さらに南部の平野部と変化に富んだ自然地形です。こうした骨格の上で様々な土地利用が進み、現在の景観が形成されるに至っています。本市の景観を鳥瞰的に捉えて類型化し、景観形成の方針を定めています。

A 自然景観

方針 豊かな自然を感じることのできる山並みの景観を形成します

北摂山系の奥深い山並み

 北エリアは山岳の起伏に富み、その一部は猪名川渓谷県立自然公園普通地域及び北摂連山近郊緑地保全区域に指定されるなど、緑豊かな自然の景観が形成されています。妙見山には自然林が広がり、ハイキングなどを通して身近に自然を感じることができます。また、こうした山並みは市域を縁どる緑となり、住宅地の背景と
なることで、豊かな自然に包まれた住宅都市のイメージを形成しています。
  一庫ダムや「ダム湖百選」にも選ばれている知明湖などは、周囲の山並みと一体となり、豊かな水と緑を感じさせる景観のランドマークとなっています。
(例)北摂連山、妙見山、一庫ダム、知明湖など

B 集落景観

方針 集落と農地、里山が調和した景観を形成します

笹部

 黒川の里山と農村のある風景は、「にほんの里 100 選」に選ばれており、豊かな自然と暮らしが共生した集落の景観が形成されています。中エリアの笹部・山下町・畦野・多田などでは、昔ながらに手入れされた田畑と集落が一体となった景観が形成されています。南エリアの加茂・久代などでは、田や桃畑、いちじく畑など
の都市内の緑地と集落が一体となった景観が形成されています。
 集落の境界は市街地の中で区別がつきにくくなっているものの、集落内部には、古くからの民家、社寺などが残り、落ち着いた歴史を感じさせる景観が形成されています。
(例)黒川、笹部、山下町、畦野、多田、加茂、久代など

C 開発団地景観

方針 家並みに統一感があり、緑豊かで潤いある景観を形成します

日生ニュータウンのまち並み

 丘陵地において、昭和 40 年代に大規模な団地が開発され、低層戸建住宅を中心とした開発団地の景観が形成されています。
 計画的に開発された色彩や形状に統一感のある家並みや、団地内に計画的に配置された街路樹や道路は、整った印象を与える景観を形成しています。団地内の公園は、住民に遊びやコミュニケーションの場を提供するとともに、住宅地における緑の景観の創出に寄与しています。
(例)日生ニュータウン、大和団地、清和台、多田グリーンハイツ、鷹尾山けやき坂、湯山台など

D 市街地景観

方針 まちの顔にふさわしく、にぎわいや活力を感じることのできる景観を形成します

川西能勢口駅前

 川西能勢口駅、JR 川西池田駅を中心とした中心市街地と、それを取り囲むように広がる住宅、工場、都市農地などが混在した市街地の景観が形成されています。
 市の中心部である川西能勢口駅周辺では、市の玄関口として、市街地再開発事業や連続立体交差事業が行われ、高度な都市機能と商業機能が集積する、にぎわいのある中心市街地景観が形成されています。
 戦前に開発された小戸(鶴之荘)や花屋敷などの既成市街地では、規模の大きい戸建住宅が建ち並び、門塀、生垣、庭木などが潤いのある良好な住宅地景観を形成しています。
(例)中・南エリアの市街地、川西能勢口駅周辺、キセラ川西、小戸(鶴之荘)や花屋敷の既成市街地など

E 河川景観

方針 市民が親しむことのできる開放的な心地良い景観を形成します

猪名川

 本市の代表的な河川である猪名川は、一庫大路次川などと合流し、北から南へ流れています。北・中エリアでは、渓谷緑地に代表される自然性の高い河川の景観が形成されています。一方、南エリアでは、猪名川の川幅も広く緩やかな流れとなり、北・中・南エリアで景観の表情が変わります。
(例)猪名川、一庫大路次川、最明寺川など

F 道路景観

方針 緑豊かで季節を感じる景観を形成します

ビッグハープ(阪神高速道路)

 市域を南北に縦断する国道 173 号、県道川西篠山線、県道尼崎池田線や、東西に横断する国道 176 号は、中心市街地と市街地や自然地域など様々な景観を持つ地域を結んでいます。阪神高速道路や新名神高速道路などは、景観の一部となると同時に、移動しながら変化する景観を楽しむ視点場となっています。
(例)国道 173 号・176 号、県道川西篠山線、県道尼崎池田線、阪神高速道路、新名神高速道路など

G 鉄道景観

方針 景観に彩りを添える列車や地域の顔となる駅舎の良好な景観を形成します

猪名川橋梁(能勢電鉄)

 能勢電鉄、JR が南北に、阪急電鉄が東西に延びる形で都市の骨格を形成しています。
 能勢電鉄のマルーン色(紫色をおびた暗い赤色)の車両は、周囲の景観に彩りを添える鉄道の景観そのものであり、また、移動しながら多様な景観を楽しむ視点場にもなります。
(例)能勢電鉄、阪急電鉄、JR

H 歴史・文化景観

方針 地域のアイデンティティを醸成する景観を形成します

多田神社

 本市の歴史は古く、旧石器・縄文時代まで遡り、弥生時代には、現在の加茂1丁目付近に大規模な集落が形成されました。この加茂遺跡は、近畿でも有数の環濠集落として、一部が国史跡に指定されています。現在は目にできるものはありませんが、地形などからその痕跡を探ることができます。
 市内には、多田神社や満願寺といった清和源氏にまつわるものや、川西市黒川里山センター(旧黒川小学校)や川西市郷土館(旧平安家住宅)などの中世から近代にわたる歴史的資産があり、本市の歴史的経緯を感じさせる重要な景観資源となっています。
(例)加茂遺跡、多田神社、満願寺、川西市黒川里山センター(旧黒川小学校)など

I 公共施設景観

方針 親しみ見やすく、市民の共有財産としてふさわしい質の高い景観を形成します

キセラ川西プラザ

 本市には市役所や公民館、学校、キセラ川西プラザ、展示ギャラリーなどの公共建築物や、県立一庫公園や県立西猪名公園、東久代運動公園、キセラ川西せせらぎ公園など都市の緑を印象づける大きな公園があり、いずれも多くの市民に利用されています。
 市役所前のオープンスペースや特徴的な外観を有するみつなかホール、緑豊かな山に囲まれ自然を満喫できる県立一庫公園や河川と一体となり開放感のある東久代運動公園などは、市全体や地域のシンボルとなる景観資源となっています。
(例)市役所、公民館、学校、みつなかホール、キセラ川西プラザ、県立一庫公園、キセラ川西せせらぎ公園など

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