こども・若者参加条例
ページ番号1022045 更新日 令和7年4月1日 印刷
川西市こども・若者参加条例がスタート!!
すべてのこども・若者があらゆる場で安心して意見を表明することができ、まちづくりなどに参加する機会が保障されるまちをめざして、令和7年4月1日に「川西市こども・若者参加条例」を施行しました。
育ち学ぶ施設、保護者、団体、市民のみなさまなどと協力し、こども・若者の意見表明の機会やまちづくりなどに参加する機会を保障する取り組みを進めていきます。
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川西市こども・若者参加条例 (PDF 161.5KB)
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川西市こども・若者参加条例(概要版パンフレット) (PDF 2.0MB)
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川西市こども・若者参加条例(ふりがな付き) (PDF 757.1KB)
条例で大切にする基本的な考え方
(1) 全てのこども・若者は、生まれながらに人としての尊厳が守られ、幸せに生きるために必要な権利を保障され、思想、人種、国籍、障害の有無、性、家庭環境などいかなる理由においても差別されず、その基本的人権が保障されること。
(2) 全てのこども・若者は、虐待、体罰、いじめなどのあらゆる暴力から守られ、安全に安心して生きる権利・育つ権利を保障され、愛情をもって育まれ、一人ひとりの年齢及び発達段階に応じた生活が保障され、並びに教育を受ける機会、休息する機会、遊ぶ機会、スポーツ、芸術、自然などの多彩な活動に参加する機会が等しく確保され、健やかに成長し、発達する環境が保障されること。
(3) 全てのこども・若者は、生まれながらに意見表明の権利主体であり、多様な人格をもった一人の人間として尊重され、自分に関わることについて自由に意見を表明する機会が確保され、その意見はこども・若者の最善の利益を実現する観点から尊重されること。
(4) こども・若者に関することが決められ、行われるときは、こども・若者の立場から、こども・若者の現在及び将来における最善の利益が優先されること。
こども・若者たちからのメッセージ(前文)
この条例をつくるにあたり、当事者であるこども・若者のみなさんの考えや想いを条例に反映するために、「こども・若者による意見表明の条例検討部会」を立ち上げ、意見表明についてのワークショップなどを実施しました。
条例の前文に掲載している「こども・若者のメッセージ」は、参加されたみなさんからの考えや想いが込められています。また、策定までのプロセスを大切にしたいと考えていることから、前文のこども・若者のメッセージについては小学校3年生までに使う漢字のみを使用しています。
(こども・若者からのメッセージ)
わたしたちこども・わか者は、一人ひとりがさまざまなこせいやのう力を持つ今を生きているそんざいであり、みらいへの大きなかのうせいをひめています。
わたしたちこども・わか者は、どのような理由があってもさべつされず、まわりのおとなからのあいじょうや思いやりの中で安心して毎日をくらすことができ、ゆめやきぼうを持ってせい長し、一人ひとりが思いえがく幸せをかなえることができるけんりを生まれながらに持っています。
また、みんなそれぞれ自分の意見や考えを持ち、それを自由に表明するけんりを持っています。
わたしたちこども・わか者が自分の意見や考えを表明するときは、次の6つの気持ちを大切にしてほしいです。
1つ目 きんちょうするときもあります。意見や考えをきくときには、やさしくあたたかい目で見て、うなずいたり相づちを打ったりしてほしいです。おこったりせず、親身になって、真けんにきいて、こたえてほしいです。
2つ目 まちがえることもあります。話をと中でさえぎらずに、さい後までしっかりときいてほしいです。ちがう意見や考えでも、頭ごなしにひ定しないでほしいです。
3つ目 つたえた意見や考えをむやみに他の人に言ったりしないでほしいです。ひみつにしてほしいとつたえたことを他の人に言うときには、きょかをとってほしいです。
4つ目 少数はの意見や考えに対しても耳をかたむけ、そん重し、受け止めてほしいです。
5つ目 つたえた意見や考えは大事にあつかってほしいです。そして、つたえた意見や考えがどうなったのかを教えてほしいです。
6つ目 安心して意見や考えをつたえることができるふんい気やかんきょうをつくってほしいです。
わたしたちこども・わか者は、心とからだのじょうたいや育ってきたかんきょう、今おかれているじょうきょうなどにより、自分の意見や考えをうまくつたえることができないときがあります。そんなときは急かさないで、ゆっくりと耳をかたむけ、よりそってください。
わたしたちこども・わか者が自分の意見や考えをつたえることは、ときにはゆう気がいりますが、自分のためやだれかのために意見や考えをつたえていきます。
わたしたちこども・わか者は、たがいの意見や考えをそん重し、わたしたちこども・わか者にとってもっともよいことをおとなといっしょに考えていきます。
こども・若者参加条例で保障していくこと
こども・若者の意見表明権
- 自分の意見や考えを自由に表明することができ、意見をまわりの人に聴いてもらい、その意見は大切にされる権利があります。
- 意見を表明するために必要な情報を受ける権利があります。
- 自分の意見を無理に言わされることはなく、意見を表明したことで何か悪いことが起きてはなりません。
こども・若者の参加
- まちづくりやいろいろな社会の活動に対して、自分の意見や考えを表明するなど、主体的に活動に参加することができます。
それぞれの役割について
川西市
こども・若者の意見表明の機会やまちづくりなどに参加する機会を保障するため、関係機関などと連携し、必要な取り組みを行います。
育ち学ぶ施設(プレイルーム、保育所、幼稚園、認定こども園、児童発達支援事業所、学校、留守家庭児童育成クラブ、放課後等デイサービス事業所など)
こども・若者の意見表明の機会やまちづくりなどに参加する機会の重要性などについて理解し、その機会を大切にして業務にあたります。川西市、保護者、団体及び市民などと協力し、こども・若者に意見表明の機会やまちづくりなどに参加する機会の重要性をわかりやすく伝え、こども・若者のまちづくりなどへの参加を支援します。
保護者 (こども・若者を現に養育する親、その他親に代わり養育するもの)
こども・若者の意見表明の機会やまちづくりなどに参加する機会の重要性などについて理解し、こども・若者の年齢や成長などの状況に応じて、意見表明・参加の機会を保障するよう努めます。また、川西市や育ち学ぶ施設、団体、市民などは、その役割を果たすことが難しい保護者へのサポートを行います。
団体 (自治会、コミュニティ組織、NPO法人、ボランティア活動グループなど)
こども・若者が関わる活動や事業を行うときは、意見表明・参加の機会を保障するよう努めます。
市民など (川西市に住んでいる人、川西市に在勤又は在学する人、川西市内の会社(団体を除く)など)
家庭、地域、職場などにおいて、こども・若者の年齢、成長などの状況に応じて、意見表明・参加の機会を保障するよう努めます。
条例に基づいた川西市の取り組み(詳細は決まり次第随時お知らせします)
- 条例を広くみなさんに知っていただくためのイベントを夏頃に開催予定
- こども・若者の意見を聴く窓口の設置
いつでも気軽に意見を提出できるフォームなどの開設を検討しています。開設まではこども政策課にて意見を受け付けていますので、メールや電話などで意見を提出してください。
メール:kawa0215@city.kawanishi.lg.jp
電話:072−740−1246 平日の午前9時から午後5時まで
- こども・若者へのわかりやすい情報提供、安心して意見を言える環境づくり、学校やこども・若者が使う施設などを訪れて積極的に意見を聴取、意見の反映に努めその反映状況を説明
学校生活において、こどもたちの意見が実現するよう支援します。
- 仮称 こども・若者モニター会議の実施
こども・若者が市の施策や取り組みに対して意見を言える機会を確保し、プロセス段階から主体的に関与し、対話を通じて市の施策や取り組みへ反映させます。
今後、モニター会議へ参加いただけるこども・若者のみなさんを募集予定です。
策定までの取り組み
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こども未来部 こども政策課
〒666-8501 川西市中央町12番1号 市役所3階
電話:072-740-1246
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