アライグマの捕獲について

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ページ番号1004142  更新日 令和3年9月10日 印刷 

川西市内でアライグマによる被害が増加しています。

 本市では、平成16年頃から野生化したアライグマの生息が確認されていますが、近年、生息頭数が著しく増加しており、特に農作物への被害が多数報告されています。
 アライグマは、見かけは可愛いですが、気性が激しいので決してエサをあげたり近づいたりしないでください。
 また、繁殖力が強く、山間部から市街地まで多様な環境に適応し、天敵がいないことから生息地が拡大しており、在来の生態系への被害も危惧されています。
 そのため、市では、社団法人 兵庫県猟友会川西支部のご協力のもと、「箱わな」によるアライグマとヌートリアの捕獲を行っています。
 捕獲を要望される場合は、産業振興課に捕獲依頼書の提出が必要です。

 (注)アライグマとヌートリア以外の動物は捕獲できません。

捕獲申請の流れ

捕獲申請の流れ。まず、アライグマまたはヌートリアであることを確認してください。(野良ネコやイタチ、タヌキなどの在来動物は捕獲できません。)

捕獲期間中の業務。申請書が提出されれば、猟友会と調整して、「箱わな」を設置してもらう日程などを決めます。原則1カ月の「箱わな」の貸出になり、貸出期間中は「檻の間来」、「エサの取り換え」などは申請者にしてもらいます。

捕獲後の流れ。アライグマが罠にかかった場合は、近寄らず、担当の猟友会員に連絡して、引き取りに来てもらってください。アライグマやヌートリア以外が捕獲された場合はその場で逃がしてください。(猟友会は引き取りません)

捕獲業務での確認事項。1.エサの取付などは申請者が行ってください。2.捕獲後のアライグマは法律に基づき、処分します。3.アライグマ以外の動物を捕獲した場合は、各自で放してください。4.「箱わな」の設置は野外のみです。5.捕獲業務にかかる自己負担は0円です。(エサ代などは自己負担になります。)

目撃時の対応。基本的に追い詰めたり脅かしたりしなければ攻撃してくることはありませんが、危険なため餌を与えたり撫でようとして近づかないでください。特に春から夏にかけての出産・子育ての時期の母親は気が荒くなっているため、絶対に刺激しないようにしてください。

アライグマについて

アライグマは特定外来生物です

写真:特定外来生物とは、外来生物のうち、特定外来生物法で指定されたもの。在来の生物を捕食したり、生態系に害を及ぼす可能性がある、アライグマ、ヌートリアなど

特定外来生物への指定経緯。アライグマは北米原産で、本来日本には生息していませんでしたが、1970年代から愛玩動物として大量に輸入され飼育され始めました。しかし飼いきれなくなり途中で捨てられたり、逃げ出したりして野生化し、繁殖を続けるようになり、深刻な農業被害や生態系被害をもたらすため、2005年に特定外来性粒に指定されました。

アライグマの生態

生息。平地から山地まで幅広く生息することができ、中でも水辺空間を好みます。また、適応能力も高く、民家の屋根裏や神社などをすみかにすることがあります。

生息

 平地から山地まで幅広く生息することができ、中でも水辺空間を好みます。
 また、適応能力も高く、民家の屋根裏や神社などをすみかにすることがあります。

食性。雑食性で木の実や農作物、カエルや魚、昆虫など何でも食べます。

食性
 雑食性で木の実や農作物、カエルや魚、昆虫など何でも食べます。

繁殖。メスは1歳で出産し、年1回(4から5月)で3から6頭の子どもを出産します。

繁殖
 メスは1歳で出産し、年に1回(4~5月)で3~6頭の子供を出産します。

 

特徴。手が器用で木登りがうまいため、柵を越えて、農地や建物に侵入しきます。するどいキバや爪を持ち、個体によっては気性が荒く、噛みついたり引っかいたりします。

特徴
 手が器用で木登りがうまいため、柵を超えて、農地や建物に侵入してきます。
 するどいキバや爪を持ち、個体によっては気性が荒く、噛みついたり引っかいたりします。

他の動物との見分け方。動物にyとて被害対策の方法が違います。効果的な対策をとるためにも、アライグマと他の動物を見分ける必要があります。目の周りが黒く、白い眉があるように見えます。尾の縞模様は他の動物と見分けるポイントになります。指が長く器用に物をつかむことができます。足跡にもその特徴が表れ、5本の指のあとがつきます。

アライグマによる被害

農作物への被害。収穫期の田畑や果樹園などに侵入し、農作物を食べます。被害が多い農作物はトウモロコシ、スイカ、ブドウ、イチゴなどです。分布拡大に伴い、農業被害額も増加し、2011年には、県内で6714万円にのぼっています。(全国第2位)

生活環境への被害。繁殖期には人家の屋根裏などに侵入して住みつき、出産・子育てなどを行い、糞尿被害、悪臭、鳴き声被害などを及ぼします。家屋や神社などの壁や柱に爪跡を付けたり、時には破壊することもあります。

人の生命及び身体への被害。一般的に人間を見たら逃げますが、出産時期や子育て中などには人間や飼い犬などに噛みつくなどの攻撃をしてくることがあります。日本で野生化したアライグマからは確認されていませんが、狂犬病やアライグマ回虫症を持ちこむ可能性があります。


アライグマ対策について

 アライグマを寄せ付けない環境づくりをしましょう。
 また、外来生物法により、アライグマの「飼育」、「放獣」、「生きたままでの移動」は、禁止されています。

被害対策1(餌付けの禁止)アライグマに限らず、野生動物にエサを与えることはやめましょう。(人間に慣れてくると、生息範囲が拡大し、繁殖率もあがります。)無意識の餌付け。生ごみや収穫しない作物などを放置しておくと、餌付けと同じことになります。

被害対策2(民家侵入防止)春から初夏は、出産や育児のため、屋根裏などへの親友が多くなります。建物の隙間をできるだけふさぎましょう。すでに住み着いている場合は、「バルサン」などを炊いてあぶり出し、逃げ出した隙にふさぐなどが効果があるようです。(ケガなどに注意してください)

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このページに関するお問い合わせ

市民環境部 産業振興課(農林)

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