子ども・オンブズコラム平成26年4月号 はじめまして(船越相談員)
ページ番号1001710 更新日 平成30年3月8日 印刷
はじめまして
はじめまして。4月から新しく相談員になりました、船越 愛絵(ふなこし まなえ)です。ニックネームは「まなてぃ」です。
はじめての、そして川西のみなさんへのごあいさつとなるコラム。それなのに気のきいたことが思い浮かばなくて、迷いに迷った結果、とてもシンプルに、わたしのすきなもの、について書いてみようと思いました。切ったり貼ったり、こねたり縫ったりのものづくり、おいしいものを食べること、本を読むこと、映画をみること……たくさんのすきなもののなかで、今回は、庭と、それに関することをすこしだけ、お話しさせていただこうと思います。
今年はいつもよりもあたたかくなるのが遅いな、と思っていましたが、4月に入ってようやく、風も空気も冷たさがほどけてきました。わが家の庭にも、桜にチューリップ、フリージア、アネモネなどなど、たくさんの花が色とりどりに咲きこぼれています。昨日まではまだまだつぼみだなぁと思っていたのが、今日にはもう咲いていたり、毎日毎日、庭は見飽きることがありません。3月に植えたマーガレットはまだもうすこし時間がかかるかな、もうそろそろ朝顔やひまわりの種をまくころかな、と考えるのは、とても楽しい時間です。なかでもわたしがいちばん好きなのは、種や球根を植える作業。どんな色、どんなかたちの花や草木も、ひとつの種、ひとつの球根から始まるのだと思うと、この中にはなにが詰まっているのだろうと、不思議で、わくわくして、ほんのすこし怖いような気持ちにもなります。
最近、ひとつのお別れを経験して、ひともそれぞれ、自分の中に種を持っているのじゃないかなぁと思うようになりました。それも、はじめから中身がいっぱいにつまっているのではなくて、いろんなひとと出会って、関係ができて、お別れをして、そんな経験がひとつひとつの色や養分になっていくような。そうやっていつかの花のために、すこしずつ、すこしずつ大きくなっていくような。そしていろいろなひとや環境が、時がくるまでその種を大切に守り育てていく土になっているのかな、と、ぼんやりそんなことを思っていたりします。
これからいろいろな方にお会いしていくなかで、そんなひとつの色に、そして種を育む土のひとにぎりになることができたらな、と思っています。どうぞよろしくお願いします。
執筆:相談員・船越愛絵
より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
子どもの人権オンブズパーソン事務局
〒666-8501 川西市中央町12番1号 市役所5階
電話:072-740-1235 ファクス:072-740-1233
子どもの人権オンブズパーソン事務局へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。