ボーリング・グリーンあらかると
ページ番号1001899 更新日 令和6年6月19日 印刷
平成26年9月 姉妹都市であるボーリンググリーン市から姉妹都市解消のメールが届いて以降、当市としては可能な範囲での交流を模索していましたが、結局交流が途絶えた状態が続いていました。
残念ではありますが、相手市の意向を踏まえ、当市としても令和3年3月末日をもって姉妹都市提携を解消といたします。
ボーリング・グリーン市(City of Bowling Green)概要
- 位置 アメリカ合衆国、ケンタッキー州中南部のウォレン郡
- 市域 38.5平方マイル(約99.7平方キロメートル)
- 人口 約5万4千人(米国国勢調査局2007年推定人口による)
- 時差 アメリカ中部標準時間 セントラルスタンダードタイム 日本の -15時間 (サマータイムは -14時間)
(注1) ケンタッキー州の西部はセントラルタイムゾーン(中部時間)で、東部はイースタンタイムゾーン(東部時間)です。特に州内で移動する際には注意して下さい。東部時間は、ボーリング・グリーンより1時間進んでいます。(例:ボーリング・グリーンで午前9時なら、東部ケンタッキー州では午前10時)
(注2) サマータイム(デイライトセービングタイム)は、3月の第2日曜日午前2時に始まり、11月の第1日曜日午前2時に終わります。 始まりと終わりの日にはアメリカ人でも時間を間違えることが多いので、要注意です。 - 年間平均気温 華氏59.1度≒摂氏15度
川西との姉妹都市提携のいきさつ
川西にも姉妹都市をという市民の声を受け、国際交流のありかたについて検討の結果、海外姉妹都市を結ぶにあたっては、まず最初は英語圏の都市が望ましいとの結論を得ました。
そこで、広く市民の皆さんから姉妹都市候補の募集をしたところ、多数の推薦がありました。その中から既に日本に姉妹都市を持つ市、人口規模がかけ離れている市などを除き、最終的に4市に絞り、調査をしました。その内の一つ、市民の村口光子さんが紹介した、ボーリング・グリーン市は、緑豊かで優れた教育施設や医療機関も備え、犯罪も少なく、大変魅力のあることがわかりました。また、川西市の意向を先方に伝えたところ、ボーリング・グリーン市側も非常に乗り気であったことから、話が進み、平成4年10月16日、川西市で調印が行われました。
姉妹都市に行ってみませんか?
一般の旅行社のツアーはなく、個人旅行で行くことになります。アメリカ南部を旅する際に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。アメリカ南部は、東海岸や西海岸の大都市とは違った雰囲気があります。人々は温かく、歴史的にも古い町や特徴のある町があり、古き良きアメリカの雰囲気を味わうことができます。
ルート
日本からケンタッキー州へ行く場合、アメリカ国内の主要都市(デトロイト、シカゴなど)で飛行機を乗り継ぐ必要があります。ボーリング・グリーンに入るルートとしては、いくつかあります。
- テネシー州ナッシュヴィルから 約100キロメートル、車で約1時間30分
- ケンタッキー州ルイヴィルから 約180キロメートル、車で約2時間30分
- ケンタッキー州レキシントンから 約200キロメートル、車で約3時間
上記の3ルートの大都市から、長距離バスか車を利用します。レンタカーを借りて、テネシー州ナッシュビルから往復する方法か、ルイヴィルからインターステート65号線を南下し、ナッシュヴィルに至る(または逆に北上する)ルートをとる方法が便利でしょう。(レキシントンからはブルーグラス・パークウェイから65号線へ出て、そこから南下します。)
ケンタッキー州最大の都市ルイビルは、ケンタッキー・ダービーの会場チャーチル・ダウンズで有名です。ルイヴィルからボーリング・グリーンまでには、「マイ・オールド・ケンタッキー・ホーム」州立公園、リンカーン大統領生誕地、バーズタウン郊外のバーボンの蒸留所などがあります。世界遺産、巨大鍾乳洞のマンモス・ケーブ国立公園は、一見の価値ありです。これらは、ボーリング・グリーンを拠点にして回ることもできます。
インターステート65号線沿いにボーリング・グリーンがあります。(みどころについては、下記詳細をご覧ください。)
さらに65号線を南下すると、カントリーミュージックに代表される音楽の町、ナッシュビルがあります。オープリー・ランドホテル、カントリー・ミュージックの殿堂などが見どころです。
市内交通
市内には、公共のバスがありますが、ルートも少なく、平日の朝から夕方までで本数も少ないので、移動にはレンタカーを借りるのがいいでしょう。タクシー会社もありますが、台数が少ないので呼んでもすぐに来ないことがあります。(流しのタクシーは走っていません。)
ナッシュヴィルからボーリング・グリーンに往復するなら、ナッシュヴィル空港でレンタカーを借りて、最後に空港へ返すのが便利で経済的でしょう。
みどころ
ボーリング・グリーン市内
ファウンテン・スクエア・パーク
ダウンタウンにあり、街の中心地。中央にある噴水は、ボーリング・グリーンのシンボルにもなっています。市役所から1ブロックです。公園の周りには個人商店があります。
ケンタッキー博物館
西ケンタッキー大学内。ボーリング・グリーン市の昔の姿やケンタッキーの歴史に関する展示と文化資料。館外に、1830年代のログ・ハウス(丸太小屋)があります。
西ケンタッキー大学
州立大学。フットボール競技場やバスケットボールスタジアムなどを備え、学生数は約19,000人。ダウニングユニバーシティセンターの2階には、大学のブックストアがあり、ロゴ入りシャツなどを売っています。
コルベット博物館
1994年9月2日にオープン。アメリカ最初のスポーツカー、コルベットだけに焦点を当てた珍しい博物館。時代ごとに車を展示しており、歴史を紹介したビデオも上映。ギフトショップあり。
コルベット組立工場
全米で唯一、コルベットを組み立てている工場がボーリング・グリーンにあります。工場見学ツアーがありますが、要予約です。ツアーのない時期もあります。
ホブソン・ハウス
バレン川を見下ろす優雅な1870年代のイタリア様式の邸宅を保存し、博物館としています。川西の郷土館のようなところです。
ロスト・リバー洞窟と渓谷
ボートに乗って地底の鍾乳洞を見学するツアーがあります(有料)。ボートツアーは先着順になります。野生の蝶の温室、2マイルの遊歩道などもあります。ビジターセンター兼ギフトショップは無料です。
キャピトル・アーツ・センター
ダウンタウンのファウンテン・スクエア・パーク前にある、芸術の各分野の催しが開かれるセンター。ホールと会議室、ギャラリーなど。
歴史鉄道記念館
1850年から1982年ルイヴィル~ナッシュビル間を結んでいた鉄道が、ボーリング・グリーンの発展に大きく貢献しました。1925年建築の見捨てられていた駅が修復され、鉄道についての記念館になりました。客車、寝台車、食堂車なども屋外に展示されており、内部も見学できます。
ボーリング・グリーン・ホット・ロッズ
マイナーリーグAクラスの野球チームがボーリング・グリーンにでき、約4500人収容の野球場が2009年4月17日にオープンしました。4月から9月にかけて、年間70試合がホームゲームとして開催されます。
このチームは、アメリカンリーグ東地区所属のタンパベイ・レイズの傘下です。マイナーリーグは、AAA(トリプル・エー)、AA(ダブル・エー)、アドバンストA、A、ショートシーズンA、最下位組織「ルーキーリーグ」と6段階にクラス分けされており、メジャー昇格をかけて選手たちの戦いが繰り広げられます。
愛称の「ホットロッズ」は7つの候補から投票で選ばれました。“ホットロッド”とは1930年代に生まれたカスタムカーのジャンルです。名前の由来は、ボーリング・グリーンのレース場で以前からそのレースが開催されてきたこと、また同市で生産されているスポーツカーのコルベットの伝統と同市のモータースポーツ愛好を讃えることからです。
チケットも下記のサイトから購入可能です
ボーリング・グリーン近郊
マンモス・ケーブ国立公園
ボーリング・グリーンの北東約50キロメートル。地下の洞窟は世界一の長さで 約500キロメートル。世界遺産に指定されています。洞窟内は夏でもひんやりしています。ボーリング・グリーンと同じ中部時間です。
子どもも参加できる楽なものからハードなものまで、様々なツアーがありますが、いずれかのツアーに入らなければ洞窟に入ることはできません。あらかじめスケジュールと内容をチェックし、予約しておくことをお勧めします(特に夏は混みます)。洞窟内には、カバンなどの持ち込みができません(水、カメラを手に持つのは可)。
マイ・オールド・ケンタッキー・ホーム州立公園
スティーブン・フォスターが、「マイ・オールド・ケンタッキー・ホーム」を作曲したという、いとこの家。この曲は、ケンタッキー州の州歌になっています。
夏には、公園内の野外劇場でミュージカルが演じられています。30年以上も続く超ロングラン。チケットは前もって手配しておくほうがいいでしょう。
(注)同じ州でも東部時間なので、ボーリング・グリーンとは +1時間の時差があります。
リンカーン大統領の生誕地
ボーリング・グリーン市の北東約111キロメートル。エイブラハム・リンカーンは1809年2月12日にシンキング・スプリング・ファームと呼ばれたこの場所で生まれました。御影石の記念廟が生家のあった場所に建てられ、同時代の丸太小屋がシンボルとして納められています。
東部時間に属していますので、時差にご注意を
リンカーン大統領の少年時代の家
生誕地から北東10マイルのところに家を再現しています。ホッジェンビルという町から北東に6マイル。リンカーンが2歳半から8歳ごろまで住んでいた場所です。
上記の生誕地のサイトに場所などの説明があります。東部時間の地域です
バーボン醸造所
バーズタウン近郊に様々な醸造所が点在しています。試飲できないところもあります。詳細は、ホームページなどを参照してください。東部時間帯に属している地域になりますので、時差に注意。
お酒について
- アメリカでは州の下の行政単位を郡「カウンティ」といい、ケンタッキー州では「ドライ・カウンティ(乾いたカウンティ)」と「ウエット・カウンティ(湿ったカウンティ)」に分かれています。「ドライ・カウンティ」は、酒類の販売を禁じており、ケンタッキー州の約4割のカウンティが「ドライ」です。お酒が自由に売買できる「ウェット」は3分の1程度です。日本のようにどこでも買えるわけではありません。そのため、バーボンを買えない醸造所もあります。
- ナッシュヴィルとルイヴィル間で唯一アルコールの買える大きな町がボーリング・グリーンです。ただし、ウォレン郡はドライ・カウンティなので、ボーリング・グリーン市外では、お酒を売っていません。ご注意ください。
- ケンタッキー州では、お酒を買ったり飲んだりできる法定年齢は21歳です。写真付身分証明(フォトID)の提示を求められることもあります。
- ボーリング・グリーンでは、バーは月曜から土曜の午前2時まで、酒店は月曜から土曜の午前8時から午後11時まで営業可能です。ビールは、一部の食料品店(グローサリー)なら、午前2時まで買うことができます。日曜日は酒類を買うことはできません。
- ライセンスを持った会議場やレストランの多くは、日曜日の午後1時から午前2時まで酒類を出すことも可能です。(また、全てのレストランでアルコールを提供しているわけではありませんのでご注意ください。)
歴史
1794年ムーア兄弟が最初に丸太小屋を建ててから、安く肥沃な土地を求めて入植者が移り住み、町ができ始めました。1798年には、ボーリング・グリーンは町になりました。町の名前の由来ははっきりしないのですが、ある言い伝えでは、ムーア兄弟が東部から伝えた、芝生で行うボーリングに由来しているともいいます。
ボーリング・グリーンは当時、通商路としてのバレン川に依存しており、タバコ、ハム、ウイスキーなどが運ばれていました。1830年頃には、外輪船が行き交い、ケンタッキー中南部の商業の中心となりました。南北戦争は、ボーリング・グリーンにも大きな影響を与えました。南軍、北軍の境界線上にあったため、家族でも南軍、北軍に分かれたことがあったと言います。戦闘はありませんでしたが、両軍の兵士が町の財産を奪ってゆき、その後、町の復旧に多大な費用と市民のたゆまぬ努力が払われました。
その後、ボーリング・グリーンはめざましい発展を遂げ、西部及び中南部ケンタッキーの教育の中心地にもなりました。 現在も、町は発展を続けており、ケンタッキー州で4番目に大きい町となっています。
リンク集
ボーリンググリーンエリア ビジターズガイド
この地域を訪問するのに役立つ情報が集約され、見どころ、レストラン、買い物、娯楽施設、宿泊、イベントなどが紹介されています。
ボーリング・グリーン地域商工会議所のサイト。トップページ上部のEconomyをクリックし、Southcentral Kentuckyのトップページにある日本の国旗をクリックすると、日本語によるボーリング・グリーン地域の情報があります。
州内のイベント、宿泊、娯楽とスポーツ、文化遺跡、エンターテインメントなど検索できます。ボーリング・グリーンのある地域は、「Caves, Lakes and Corvettes」と表現されています。
ボーリング・グリーンとの交流
姉妹都市図書館交流 (注)現在は撤去
2000年(平成12年)5月に、様々な文化を理解することを目的に、両市の間で、姉妹都市図書館交流協定が結ばれました。それ以来、川西市立中央図書館とボーリング・グリーン市立図書館(現在はウォレン郡公立図書館)、西ケンタッキー大学図書館が本を交換していました。
より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
市長公室 人権推進多文化共生課
〒666-8501 川西市中央町12番1号 市役所4階
電話:072-740-1150 ファクス:072-740-1151
市長公室 人権推進多文化共生課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。