令和6年11月27日　市長メッセージ「衆議院議員選挙と兵庫県知事選挙」

令和6年11月27日　市長メッセージ「衆議院議員選挙と兵庫県知事選挙」

　11月に入り初めてのメッセージになります。10月半ばから約1カ月にわたり衆議院議員選挙、兵庫県知事選挙が執行されました。一部事務処理ミスはあったものの、無事執行することができました。ただ、突然の選挙が重なり準備期間が少ない中での選挙執行に加え、衆議院選挙については小選挙区が2つの区にまたがることは、職員の大きな負担となりました。

　今後、小選挙区のあり方や選挙事務のあり方については、国に対してもしっかりと意見を述べていきたいと考えています。

　さて、今回の衆議院議員選挙や兵庫県知事選挙については、SNSが今まで以上に活用された選挙となりました。多くの情報が拡散されたことにより、有権者にとっては多くの情報を目にすることができる機会が増えたかと思います。私は選挙でのSNSの活用については、有権者が情報を取得する有効なツールであると考えており、今後も政治と有権者をつなげる可能性を感じています。

　一方で、デマや誹謗中傷についても目にする機会が多く、特に兵庫県知事選挙においては市民のかたから「何が本当なのか分からない」という声を多くいただいたのも事実です。これは候補者の情報だけではなく、特定の候補者への支援を表明した人に対しての情報も同様でした。もちろん、誤った情報を発信する危険性はSNSだけではありませんが、事後検証が困難なSNSの誤情報が拡散されることで投票行動に影響があるとすれば、それは民主主義の大きな危機です。安易に規制をするのではなく、時代に合わせた適切な法整備が必要だと感じました。

　いずれの選挙においても、選挙結果は民意が示されたものですので重く受け止めています。特定の候補者を応援した、しなかったということに関係なく、市民のために国・県・市で連携していくことが重要です。行政のトップとして、これまで同様に市民が幸せになることを一番に考え行動することに変わりありません。

　本日から12月議会。この議会では16の議案を上程しています。補正予算では令和7年度に実施予定である全小中学校体育館の空調整備に関する債務負担行為補正も上程しています。一般質問は4日（水曜日）から6日（金曜日）、常任委員会は9日（月曜日）から11日（水曜日）です。選挙だけではなく、通常の市政運営にも興味を持っていただければと思います。