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平成23年8月15日号

コラム「子どもがスポーツが好きなわけ」

   子どもはいろいろなことに夢中になりますが、スポーツもその一つです。
私が子どものときはスポーツといえば野球(というか草野球)でした。男の子は学校が終わればグローブとバットを持って自然に校庭に集まり、人数が少なくなれば三角ベースで試合を続け、日が暮れるまで遊んでいました。

  なぜスポーツに夢中になるのか。それは、わかりやすい形で達成感を味わえるからではないかと思います。難しい算数の問題が解けたというのも達成感かもしれませんが、身体全体で味わえるという意味で、もっと人間的、本能的な快感だといえます。野球を例にとると、なかなかボールがバットに当たらなかったのに当たった、その瞬間に身体にその振動がびーんと伝わってくる感じでしょうか。

  しかし、子どもがスポーツに夢中になる一番の理由はといえば、私はスポーツが持つ本質的な自由または解放感にあると思います。
  身体を動かすことがスポーツであると定義するならまちがいです。引越のアルバイトは身体を激しく使いますが、誰もスポーツとはいいません。スポーツは自由かつ創造的な精神活動なのです。
  プレーヤーは、あらゆる局面で、無数に存在する選択肢の中から、誰にも束縛されずに次の動作を選択できます。ここであいつにパスをするかドリブルを続けるか。ボールをクロスで返すかストレートで返すか。休み時間のドッジボールも同じです。ボールをとるかとらないか、誰をめがけて投げるか‥‥‥スポーツは自由な判断に満ちています。
  授業中は少しきゅうくつな思いをしている子どもたちも、放課後の校庭では自分が主人公です。楽しくないはずがありません。

  ただ、自由の幅は昔に比べて狭くなっているように感じます。
  メンバーや試合相手、練習内容までを子どもたちが自分で決めていた時代がありました。「スポーツ」の語源は古代フランス語の「遊び」と言われています。スポーツが塾や授業みたいになってしまったらたまりません。親や教師の関与のあり方とあわせて、遊びとしてのスポーツの意義について別の機会に考えてみたいと思います。        
                                            (オンブズパーソン 宮島繁成)

視察を受けました

■7月22日(金) 世田谷区議会福祉保健常任委員会

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