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平成21年2月1日号

更新日 平成25年7月5日ID番号 K6277印刷

オンブズパーソン10周年に思う

 川西市子どもの人権オンブズパーソンが、制度発足10周年を迎えました。私自身は、オンブズパーソンになって2年足らずですが、内部から見たこの10年の歩みを振り返ってみたいと思います。もとより、意見にわたる部分は私見にすぎず、それも学問的検討に耐えうるものではない印象論にすぎないことはご了承ください。 
   まず、この制度が内外から一定の評価を得られる制度として定着した理由についてですが、  第1に挙げるべきは、条例に基づく制度である点です。この点は、研究者の方の多くが指摘されることで、設置主体である自治体の政策や方針の変化に大きく左右されることなく、制度として存続できることです。従って、全国の多くの自治体で、条例に基づく同様の制度が検討されています。 
  内部から見ると、条例に基づく制度であることのもう一つのメリットに気づくことがあります。それは、ケースへの対応に悩んだときに、条例の趣旨や精神に立ち返ることで、より相応しい方針を選択することができることです。このことが結果として、子どもの最善の利益に根ざした「ぶれない対応」として、関係者の信頼を得ることにつながってきたのではないでしょうか。
 次に、これも条例による制度設計に関わる問題ですが、「子どものための公的第三者機関」という絶妙な立ち位置です。当事者ではない「第三のおとな」であることが、子どもの信頼を得やすい立場であること、市の第三者機関であることで、同じ市の機関である教育委員会や学校などに対して、調整活動に入りやすい基盤を持っていること、などは従来から指摘されてきたことです。私が感じるもう一つのメリットは、オンブズが裁定や命令を下す機関ではなく、自ら施策を実行する機関でもないことの中に見いだせます。すなわちオンブズの役割は、子どもの人権に関わる問題に関して、人と人、機関と機関を繋ぎ、調整し、当事者や関係機関による問題解決への取り組みを促すことにあります。そして、その過程の中で、関係機関の子どもの人権に関する意識や自主的な取り組みが、全体として強化されていくような気がします。これは、他から強制されることでは決して得られない貴重な経験です。
 今年のオンブズの年次報告会は、10周年の記念行事を兼ねて、3月15日にアステ川西で開催されます。この10年を総括し、次への第一歩となる有意義な会になると思いますので、多くの方のご参加を切望いたします。 

                                                    オンブズパーソン 泉  薫


このページに関するお問い合わせ

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〒666-8501 川西市中央町12番1号 市役所3階
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