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平成20年4月1日

更新日 平成25年7月4日ID番号 K3988印刷

コラム「みんなでセッション」

 3月8日、アステホールで川西市子どもの人権オンブズパーソン2007年次活動報告会が行われた。前半は活動報告、後半は「トークセッション」という構成であった。
トークセッションのゲストはお二人。川西中学校長の上西淳一さんと、川西保育所長の渋野かず子さんが話題提供に協力してくださった。
 上西さんは、33年間の中学教員生活を省みて、教員や親は変化したけれど、基本的に「子どもは30年前と変わらない」とおっしゃった。様々な子どもに、親にじっくりと接しておられるが、学校現場はとても忙しくなっていて、オンブズに子どもの相談をしたくてもその時間がない、と。どんなに力量のある教員であっても、抱えきれないくらいの課題が学校には出てきている。むしろ、子どもを取り巻く課題を、すぐれた教員の力量にばかり頼むことは、とても危ういのだろうと思った。
 渋野さんは、格差の中で厳しい状況に喘いでいる親たちにもっとがんばりなさいとは言えない、聞くしかないと。また、私たち子どもを取り巻く大人というものは、常に権利侵害する立場にあることを覚えておかないといけないともおっしゃった。そして、子どもにとって自分たちがよかれと思ってしていることこそ、外部から眺めてもらうことでより充実する、その役割がオンブズだと。
 ところで、子どもの権利の法哲学者である大江洋さん(北海道教育大学)と、先日対談する機会があった。その中で彼は「大人が子どもの意見を大切にしようというだけでは、現実の問題をとらえきれない」と述べておられた。子どもの権利に関わる実践者は、子どもを尊重しようと関係の仕方だけを説いても、その余裕が現場から奪われている時、それは空しい。
 上西さんも渋野さんも、子どもの尊重を大切にしておられる保育者、教育者だ。けれど、学校や家庭といった子ども現場の課題が山積みになりつつあるとき、その力量に甘えるだけではいけない。
 オンブズパーソンの仕事には、子どもを尊重する関わり方がうまく機能するように、実際にしわ寄せがきている子ども現場が緩和されるよう、さらには、制度改善を提案することまで含まれる。課題は何か、それはなぜ課題になっているのかということまで見通せる知恵を集めながら、仕事にチャレンジをしている。四苦八苦の日常だが、努力を重ねたい。
 今回のトークセッションの「セッション」とは、複数のミュージシャンが共に演奏をすること。4月からいよいよオンブズパーソン制度は10年目に入る。ますます、市内のさまざまな機関と共に在りたい。市内の機関のお二人がいっしょに「セッション」してくださったことは、オンブズにとっては初の経験であり、なにより励まされる嬉しいことであった。感謝。
(オンブズパーソン:桜井智恵子)
 


近隣都市の子ども(の権利)条例の制定動向

 子どもの権利保障を総合的にとらえ、理念や制度・しくみ、施策などが相互に補完し合うような内容を持つ子ども(の権利)条例が全国で制定されてきており、国連の「子どもの権利条約」の理念に基づいて、子どもの権利が尊重され、それを保障していこうとしています。
 川西市では、「子どもの権利条約」を自治体として受けとめ、特にいじめや体罰、虐待などの人権侵害から子どもを擁護・救済を図るために、1999(平成11)年から全国に先駆けて「子どもの人権オンブズパーソン」活動を行ってきました。
 全国的に言えば、川崎市や多治見市など、川西市と同様の救済機関を持つ「子どもの権利条例」を以後制定していきました。近隣都市では、箕面市、池田市、宝塚市、大阪府で「子ども条例」が制定されましたが、施策の推進をめざした条例にとどまり、救済機関を盛り込んだ条例にはなりませんでした。
 今、尼崎市でも子どもの権利に関する条例を検討されているところですが、是非とも子どもの権利救済機関を含んだ条例の制定を願っています。


このページに関するお問い合わせ

子どもの人権オンブズパーソン事務局
〒666-8501 川西市中央町12番1号 市役所3階
電話:072-740-1235 ファクス:072-740-1233
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