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平成23年1月15日号

更新日 平成25年7月5日ID番号 K10075印刷

コラム「ぼくの好きな先生」

   子どもたちにとって、家族以外の身近なおとなというと…それは、先生。
  故・忌野清志郎(いまわの・きよしろう)さんの歌“ぼくの好きな先生”には、なんだかイイ味の先生が出てくるんだ。

      たばこを吸いながら 困ったような顔して
      遅刻の多いぼくを 口数も少なくしかるのさ
      ぼくの好きな先生 ぼくの好きなおじさん

  最後の「おじさん~♪」の清志郎さんのフレーズが、なんとも愛らしい感じなんだ。先生だけど、ひとりのおじさんって感じたら、ぐっと気持ちが近くなる。これは昭和の歌だから、生徒の前でたばこを吸う先生はもういないだろうな。ただ生徒を前にして、先生もちょっと緩んでいる感じ。しょうがねぇなって言いながら、一緒にいることを楽しんでいるようなそんな雰囲気が伝わってくる。
 そして、この先生は美術担当で空き時間は絵を描いてる。

      ぼくと同じなんだ 職員室が嫌いなのさ

  メジャーなところからはみ出ているのも、子どもにとっては妙にシンパシーがある。子どもの方からぷらっと先生んとこ行ってみようかなって、居場所になっている。

      たばこを吸いながら 劣等生のこのぼくに
      すてきな話をしてくれた ちっとも先生らしくない
      ぼくの好きな先生 ぼくの好きなおじさん

  成績はふるわない、きっと風紀や態度もよろしくない。子ども自身が劣等生だとよくわかっている。きっと他の先生や生徒からのまなざしも厳しい。でも、この職員室に居づらい先生は、ぼくにすてきな話をしてくれた!なんかこの瞬間ひとつあったら、学校行っとくかって思えるかも。
  不登校の子どもたちの話を聞くたびに、学校にいろんな先生がいたらいいな、と思う。ひとりでも子どもとピーンと相性の合う先生がいたら、戻る可能性が拓ける。いろんな生徒の居場所ができる。そこに集まる生徒同士が仲良くなったりして、意外なドラマが生まれる。
  親の話もよく聞くんだけど、子どもの好きな先生と、親が好ましいと思う先生はちょっと違うようなんだ。清志郎さんの歌みたいな先生は、一般的に親からは理解されにくい。“ちっとも先生らしくない”ところが評価されにくい。けど、“ちっとも先生らしくない”ことで、つながる子どももいる。あんまり役割や立場にはまりすぎると、お互いの人としてのチャンネルが重ならない。
    いつもはおっとり、ほんわかした先生が、びしっと叱る。厳しくてぶっきらぼうな先生から、ほろっと優しいことばが出る。ここぞという時「君を大切に思ってる」ってことが伝わればいいんじゃないか。おとなにとっては、その頃合が結構難しいんだね。

   引用:『ぼくの好きな先生』CD(忌野清志郎&ザ・レザー・シャープス「HAPPYHEAD」)は、中央図書館で借りられます。                                                     (相談員 新林 智子)


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