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平成22年10月15日号

更新日 平成25年7月4日ID番号 K9480印刷

コラム「地域のおとなと子ども」

  私は、昭和の第2次ベビーブーム生まれ。実家は、小売りの酒屋を営み、祖父母、父の兄家族、私の家族と計12人の大家族だった。実家は、地域の寄り合い場的な存在で、主婦、魚屋さん、八百屋さん、大工さん、職業不詳の人、近所の有名長老などなど、いろんな人がやってきた。彼らは、買い物ついでに店先の丸イスに腰をかけ、長いいっぷくをしていく。夕飯時になれば、近所のおじさん、おばさんが我が家の食卓でビールを飲む。「家族」だけの食卓ではなく、地域のいろんな人が混じっていた。そんなおとなの様子を観察するのは結構おもしろくて、世の中には本当にいろんな人間がいるものだと知った。
  父母は、毎日店の仕事で忙しく、とりわけ母は12人分の食事作りなど家事もこなし、一息つく暇もなく働いていた。だから、私はあまり両親にかまってもらった記憶がないが、姉弟、いとこ、祖父母や伯父伯母、出入りする近所の人たちがいたので、常ににぎやかで、寂しくはなかった。また、私も人並みに反抗期を迎えて何度も親と衝突したが、親以外のおとなのところに逃げる場所があったので、助かっていた。
  さて、今度は平成生まれの現在小学校1年生になる私の一人娘、悠のこと。今暮らす地域には、4月に転居したばかりだが、ここは商店街もあり、古くから町内会や子ども会などの活動が今時珍しいくらい盛んな地域だ。転居後すぐ、子ども会や地蔵盆などのイベントに参加させてもらったおかげか、娘と歩いていると「悠ちゃん、こんにちは」、「悠ちゃんのお母さんですよね」といろんな方から声がかかる。たいてい、娘はその人を知っているが、私は知らない。ある日の会合では、娘はあるおじさんのところに走っていき「このおっちゃん、一番好きやねん!」と手をつないでいた(いったいどんな仲なんや?と苦笑)。おっちゃんは「いや~嬉しいわ」と応答。その人は実は自治会のえらいさんだった。まだある。私の知らないところで、友だち宅にお邪魔して、おやつをいただいていた。あとになってお礼と言うと、ママ友は「お互い様だから」。私も娘の友だちが遊びに来たときは、お昼やおやつをどうぞ、と誘う。私の知らないところで、子どもはどんどん地域に出て行って、人間関係を広げている。
  この地域のおとなたちは、子どもにかかわることを「迷惑」がらずに、それとなく世話をし、そして楽しんでいるようにも思う。だからなのか、子どもたちは元気だ。地域でちょっと世話をやいてくれるおとな、それも気さくで寛容。そういうおとながいれば、いろいろあったとしても、子どもは孤立せずにすむ。親も独りで頑張らなければと無理な力も入らない。核家族という環境は変えられないけれど、だからこそ親以外の地域のおとなに迷惑かけながらも、お世話になりたいと思っている。私もできる範囲でよその子の世話をしよう。私たち家族にとって、子どもを通じた地域の人とのつながりは、不審者対策や防犯カメラよりもずっと身近で安心できる、ありがたい子育てのセイフティネットなのである。                                                    (チーフ相談員 森澤 範子)


「子どもの権利条約フォーラム2010inみやぎ」が開催されます

  「子どもの権利条約フォーラム」とは、子どもの権利条約の普及、実践していることに関心を寄せる人々の意見交換、出会い交流の場として1993年からはじまり、今年で18回目を迎えます。この条約は、世界の子どもたちのすこやかな育成を願って、1989年に国連総会で児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)が採択され、日本は1994年に批准し、現在世界で193か国が締結しています。 
   今年は、11月13日と14日に宮城県仙台市青年文化センターで開催されます。2日間、全国の仲間と子どもの権利について熱く語り合いましょう!

■11月13日(土)
     13:00基調報告 「世界における子どもの権利条約の動きと国内の動き」
          講師 子どもの権利条約ネットワーク代表・早稲田大学教授 喜多明人      
           シンポジウム「子どものことは子どもに聞こう!」
           コーディネーター 宮城教育大学教授 関口博久
      16:00交流会

■11月14日(日) 
         9:30分科会 
             1 子どものキモチを引き出すコツ 
             2 表現アートで学ぶ子どもの権利条約-動いて感じて身に付けよう 
             3 子どもクッキング 
             4子どもの権利条約をつくろう 
             5 課外授業-学校では学べない恋人とのツキアイ方-性と命を考えよう 
             6 不登校・ひきこもりの現状と支援について考える 
             7 罪を犯した少年にも弁護士を~少年たちに寄り添い支える大人達の挑戦~ 
             8 特別な支援って、何?~障害のある子どもたちの権利をめぐって~ 
             9 親が変わる、教師が変わる、それが出発点
          10 乳幼児の権利って何だろう? ワールドカフェで、みんなで考えてみませんか
          11 ぼ~っとする権利?~子どもの自尊感情を育む~ 
           12 スター・ペアレンティング~叩かず、甘やかさず子育てする方法~
         13 高校生の考える子どもの権利! 
        13:00虐待防止シンポジウム
              *両日とも、児童養護施設の子どもたちの日常のドキュメンタリー映画
                 「葦牙・あしかび」が上映されます。


このページに関するお問い合わせ

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〒666-8501 川西市中央町12番1号 市役所3階
電話:072-740-1235 ファクス:072-740-1233
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