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〔子どもオンブズ・コラム平成27年2月号〕私の子どもの頃・戸外での遊びをふりかえって

更新日 平成27年2月18日ID番号 K18131印刷

私の子どもの頃・戸外での遊びをふりかえって

生田専門員の似顔絵
生田 専門員

 「昭和」という激動の時代を生き抜いた人生の一駒を年一回は同人誌にまとめ、何らかの形で書き残そうと、昭和ひと桁ならびに10年代生まれの11名が、自分史グループを立ち上げました。
 年ごとにテーマを決め、同人の持ち寄った自分史原稿を、一人ひとり互いに披露しながら、文章の書き方、資料の検証を行い、語り合い同時代を生きた同人で、文を推敲しあい編集し、その年の同人誌をつくりあげました。作品の読み合わせを兼ねた検討会は、大いに盛り上がりました。

 「子どもの頃の遊び」をテーマにして作成した当時の同人誌をふりかえってみました。

  • 私の子ども時代(昭和20年代)には、テレビやパソコンもなく、当然ながら携帯電話もない。それでも毎日がとても楽しかったし充実していた。学校から帰ると、夕方まで外で遊んでいましたので、遊びといえば戸外や野山ですごすものだと思っていました。
  • コマ回し・凧揚げ・かくれんぼ・缶けり・馬飛び・水面石飛ばし・竹馬・すみかつくりなどが、子どもなりに、近所の上級生にガキ大将を中心とした遊びが印象深く思い出しながら、地域には子どもでもタテのつながりがありました。  
  • 長男である私は、家での手伝いの分担のひとつは、お風呂の水汲みと風呂沸かしでしたので、井戸から手押しポンプでバケツに水を汲み、離れたところにある鉄の五右衛門風呂まで、十数回にわたって、あと何杯あと何杯と言いながらのお風呂の水汲み、そしてまきを使ってのお風呂沸かし、それは私の子どもの時の日課でした。 
  • 家庭では子どもたちの仕事であり、学校では農繁期には農繁休業日があり、家庭での手伝いで労働力の一員として、子どもであっても存在感は認められていました。  

 私は、いたずらに懐古趣味にひたろうというのではなく、ひるがえって現在の子どもたちはこのようなお手伝いやら遊びをほとんどやる機会がないように思います。すべてに物がみちあふれている時代、何かとあくせくとしている時代、これが現代です。「もっとゆとりを」とよく言われますが、本当のゆとりは、あくせくしないでおおらかに過ごすことを目指すものでないかと考えてしまいます。

 最近の子どもは、外で遊ばなくなった、部屋にこもってパソコンやスマートフォンを使って、ゲームやラインに明け暮れている子か増えた。仲間うちだけでもりあがるオンラインゲーム、一人きりの幻想的なゲームの世界に閉じこもっている子が多い。ものを言わないお利口さん、メールでものを語る冷たさ、顔を合わせてのおしゃべりが非常に苦手なようす。
 パソコン・スマートフォンなど情報社会の出現で、心のゆとりがなく、気ぜわしい世の中に変わってきました。人の失敗を許さない不寛容な時代かなと感じます。

 もう一度、戸外での遊びを取り戻そうという願いはもう無理なことなのだろうか。
 いや、今あらためて子どもの育ちを家庭・地域そして社会全体で、私は、戦後直後の子どもの時代の遊びをふりかえりながら、年齢的には人生くだり坂の自分史グループの同人と語り合いながらも、人生のぼり坂の子どもたちが、のびのびと自由に過ごせる社会になるように、おとなみんなで考え、応援していける環境づくりに努めたいものだと強く思っております。

(専門員 生田 收)


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