特定外来生物「ヒアリ」「アカカミアリ」ついて

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ページ番号1001450  更新日 令和2年5月25日 印刷 

在来種「キイロシリアゲアリ」は、9月ごろ一斉に羽化します。

在来種「キイロシリアゲアリ」について

環境省近畿地方環境事務所より提供キイロシリアゲアリ画像
キイロシリアゲアリ(提供:環境省近畿地方環境事務所)

 平成29年9月に、市内のあちこちで「黄色い(茶色っぽい)アリ」が発生し、市民の皆さまから多数のお問い合せがあり、見つけたアリの検体を持って環境創造課(現環境衛生課)にお越しになられました。

 見たところ、特定外来生物「ヒアリ・アカカミアリ」ではないようですが、お受けした検体を念のために環境省の専門機関にお送りし、「ヒアリ・アカカミアリ」かどうかの同定をお願いしました。その結果、在来種の「キイロシリアゲアリ」であると確認されています。

 「キイロシリアゲアリ」は、9月ごろ羽化して結婚飛行する種です。身体が黄色っぽく、お腹が縞模様などの特徴があります。このような特徴のある「アリ」を道端等で見つけられた場合は、環境省近畿地方環境事務所からご提供いただいた「キイロシリアゲアリ」の画像と照らし合わせ確認してください。ずっと日本にいるアリです。むやみやたらと殺さないようお願いします。

「ヒアリ・アカカミアリ」の確認方法について

 ヒアリ等の拡散防止対策として、国土交通省は、中国、台湾等からの定期コンテナ航路を有する68港湾での調査等を8月から順次実施することとされてます。また、兵庫県では、7月7日からコンテナ到達先の輸入貨物荷受企業等に対して、目視調査の要請が行われています。

 7月31日時点におきまして、生活圏内においてヒアリ等の定着は考えられておりませんが、市民の皆様のお問い合わせに対し、兵庫県が以下のとおり目視での確認方法をとりまとめられたので、皆様にお知らせいたします。

 「ヒアリ・アカカミアリ」に関する情報については、随時提供していきます。

ヒアリ・アカカミアリと疑われるアリを発見した場合の対応方法

ヒアリの画像
ヒアリの画像(兵庫県人と自然の博物館より)

駆除の方法

 熱湯や市販のスプレー式殺虫剤(どんなものでも可)を使用して殺虫処理をしてください。ただし、処理を行う際は、アリに刺されないよう十分注意をしてください。なお、駆除する前に、3.簡易同定方法の(1)~(5)に該当するかどうか確認し、該当することが明らかに確認できれば、駆除する必要はありません。また、むやみに殺虫エサ(ベイト剤)は活用しないでください。


ヒアリの大きさ
ヒアリと在来ありの大きさの比較(兵庫県人と自然の博物館より)

簡易同定方法

 次の1~5のいずれかに該当する場合は、ヒアリではありません。いずれにも該当しない場合はヒアリである可能性があります。

  1. 黒いアリ
  2. 2.5ミリメートル以下の小さいアリ、8ミリメートルを超える大きなアリ
  3. 赤っぽいアリでも大きさに連続性変異のないもの(アリの集団内での個体の大きさが均一で揃っている)
  4. 足が8本(アリは6本)
  5. 胸部と腹部の間に2節のコブがない

 上記のいずれにも該当しない場合は、ヒアリ等である可能性がありますので、環境省ヒアリ相談ダイアル(0570-046-110)までお知らせください。

「ヒアリ・アカカミアリ」に関するチラシ

 環境省近畿地方環境事務所野生生物課及び兵庫県農政環境部環境創造局自然環境課が作成した、ヒアリ・アカカミアリに関しての注意喚起のチラシです。ご活用ください。

ヒアリ・アカカミアリの確認(駆除)方法

質問 疑わしいアリを発見した場合、その場で駆除してはいけないのか
回答 ケースバイケースになると思うが、在来種の可能性もあるので基本的に必要最小限の駆除をしたうえで、形態を確認してください

質問 ベイト剤を使用してはだめなのか
回答 ベイト剤は遅効性でアリなどが巣に持ち帰ってから効果を発揮するため、アリなどを大量に駆除します。在来アリや捕食者となる節足動物にも効果があり、これらがいなくなればヒアリ等の定着しやすい環境を作ってしまう恐れががあります。このため、ベイト剤はヒアリが見つかった場合のみに活用してください。

 ヒアリなど発見されていない箇所の調査として、目視調査を行ったうえで、疑わしいアリを発見した場合には、同定に最低限必要な数を殺虫剤(蚊・ハエ用、ゴキブリ用等市販のもので対応できます。)で駆除し、同定してください。

ヒアリの簡易的な見分け方(暫定版)について

ヒアリの簡易的な見分け方(暫定版)が、環境省のホームページに掲載されました

 ヒアリかどうかは、専門家が顕微鏡を使って観察しなければ判断できませんが、ヒアリの疑いの有無は、「ヒアリの簡易的な見分け方(暫定版)」である程度わかります。

特定外来生物「ヒアリ」「アカカミアリ」について

危険な外来生物「ヒアリ」について(環境省ホームページより抜粋)

ひありの写真
ヒアリの写真

 平成29年5月26日に兵庫県尼崎市においてヒアリ(Solenopsis invicta)が輸入コンテナ(1個)の内部で確認された事を受け、環境省では、当該コンテナが一時的に留め置かれた地点(兵庫県神戸市2カ所、尼崎市1カ所)の周辺において、捕獲トラップ等を設置し、ヒアリの侵入の有無を確認するための緊急調査を実施していました。

 6月16日に、当該コンテナが5月20日~25日の間保管されていた兵庫県神戸市ポートアイランドのコンテナヤード(PC18)における緊急調査で、舗装面の亀裂部等においてヒアリに酷似した個体が確認されました。これらの個体のサンプルを採取するとともに、神戸市と協力しながら、集中的な殺虫剤等による緊急防除を開始しました。


ヒアリ正面
ヒアリ顔面部分の写真

 専門家に採取したサンプルについて種の同定を依頼したところ、6月18日にヒアリ(Solenopsis invicta)であることが確認されました。他に緊急調査を実施している神戸市及び尼崎市の地点では、現時点ではヒアリと考えられる個体は確認されていません。

 なお、環境省では、平成22年度から特定外来生物が侵入・定着していないかを確認するための簡易調査を、ポートアイランド等で実施していますが、これまでヒアリは確認されていませんでした。

特定外来生物「アカカミアリ」について(環境省ホームページより抜粋)

あかかみありの写真
アカカミアリの写真

 6月16日に神戸港のコンテナヤード(PC18)でヒアリが発見されたことを受け、周辺調査を実施し、6月20日にヒアリと似たアリの個体を採取したため、同定を行ったところ、6月21日に特定外来生物であるアカカミアリ(Solenopsis geminata)と確認されましたので、お知らせします。確認した個体及び確認地点は、すでに防除を実施しました。アカカミアリは、これまでも国内への侵入が確認されていたものです。アカカミアリは、ヒアリに比して毒性は低いものの、今後も、神戸市や関係者等と連携協力して周辺の調査を実施するとともに、確認されたヒアリ及びアカカミアリについては防除を速やかに実施して参ります。なお、他の調査地点(神戸市及び尼崎市の2地点)においては、ヒアリ及びアカカミアリの個体は確認されていません。

ヒアリを見つけたら手で触らないで

注意点について

  • ヒアリを刺激すると刺される場合があります。
  • ヒアリが生息している可能性があるような場所(緑地帯の土や芝生の土など)には安易に手をいれないようにしてください。

駆除について

  • 市販の殺虫剤で駆除できます。
  • ヒアリと疑われるような個体や巣を見つけた際は、刺激(アリを踏もうとしたり、巣を壊したりなど)せず、市役所もしくは近畿地方環境事務所に連絡してください。
  • サンプルを採るときは、殺虫処理後ピンセットを使うなど素手で触らないでください。

ヒアリに刺されたときは

 まずは安静(20~30分程度)にし、容体が急激に変化することがあれば、最寄りの病院を受診してください。受診の際は、「アリに刺されたこと」「アナフィラキシー(重度のアレルギー反応であること)の可能性があること」を伝えてください。  

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このページに関するお問い合わせ

市民環境部 環境政策課(環境業務)

〒666-8501 川西市中央町12番1号 市役所3階
電話:072-740-1202 ファクス:072-740-1336
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