ノロウイルスによる感染性胃腸炎について
ページ番号1001273 更新日 平成30年3月8日 印刷
ノロウイルスによる感染性胃腸炎(食中毒)に注意しましょう!
手洗いとうがいの励行で予防を
近年、ノロウイルスが原因と見られる「感染性胃腸炎」患者が増加しています。
ノロウイルス胃腸炎の発生は、一年を通してみられますが、11月ごろから増加しはじめ、1から2月がピークになる傾向があります。
予防の基本は、しっかり「手洗い」と「うがい」をすることと、調理の際には、食材を十分加熱(中心部の温度は、85℃以上で1分以上)することです。
また、感染の疑いのあるときには、早めにかかりつけ医療機関などで受診しましょう。
ノロウイルスの主な症状は?
- 潜伏期間は24時間から48時間です。
- 症状は、おう吐、下痢、吐き気、腹痛、軽度の発熱を伴う場合があります。
- 通常これらの症状が1から2日続いた後、治癒していきます。
- 回復後も3から7日間ほどはウイルスの排出が続くので、二次感染に注意が必要です。
免疫力の弱い高齢者やお子さんは脱水症状を起こすこともあり、注意が必要です。
どのように感染するの?
感染経路はほとんどが口から入る感染で、一般的に3通りの感染パターンが考えられます。
- 食品を取り扱う人(家庭で調理を行う人、食品の製造業や飲食店の調理従事者など)が感染して、その人を介して汚染された食品を食べた場合
- ノロウイルス感染者のふん便やおう吐物から二次感染した場合
- 汚染されたカキなどの二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
- 家庭や共同生活施設など、ヒト同士の接触する機会が多いところで、ヒトからヒトへ直接感染する場合もあります。
予防法は?
- 外出先から帰ったとき、トイレの後、食事の前は必ず手洗いしてください。
- 洗った後は、清潔なタオルで水分を拭き取ってください。
- カキなどの二枚貝は十分に加熱してから食べましょう(食品の中心温度が85℃以上で1分間以上の加熱を行えば感染性がなくなるといわれています)。
- まな板、包丁、ふきんなどは、家庭用漂白剤で消毒するか熱湯消毒しましょう。
- ふん便やおう吐物、汚物が付着したタオルや衣類等は必ずビニール手袋を用いて処理しましょう(汚物が飛び散る恐れがある場合は、更にマスクを着用しましょう)。
- トイレやドアのノブなどは、家庭用漂白剤で消毒してください。
詳しい手洗いの方法や消毒液の作り方は、ノロウイルスによる胃腸炎の予防について(兵庫県健康生活部健康局疾病対策課感染症係)のホームページを参考にしてください。
下痢やおう吐などの症状がでたら?
一番心配なことは脱水症状を起こすことです。安静にして、水分を十分補給しましょう(水分はお茶、ジュース、スープなどでも可です)。
また、ご高齢の方やお子さんは、おう吐物をのどにつまらせてしまわないように注意する必要があります。
通常は2日程度で症状が落ち着きますが、早めに医療機関で受診しましょう。
お問い合わせ
県伊丹健康福祉事務所(伊丹保健所) 電話:072-785-7463へ
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