エンターキーを押すと、ナビゲーション部分をスキップし本文へ移動します。

現在の位置 : トップページくらしの便利帳子ども・教育青少年健全育成若者を元気に!!「かわにしYESプロジェクト」畑・里山プログラム › 平成24年度 さとやま整備体験 活動報告


ここから本文です。

平成24年度 さとやま整備体験 活動報告

更新日 平成25年7月5日ID番号 K13889印刷

第1回 「さとやまって何?~ヒサカキの除伐」(11月24日) 

黒川公民館から、活動地「桜の森」へ

全員集合・桜の森へ・ピザ釜が!・紅葉☆・台場クヌギ・菊炭友の会さん

 
今シーズンもっとも気温が下がったのではないかという冷え込みの中、「さとやま整備体験」へ参加の総勢8名の皆さんが集合しました。
高校の部活動の仲間、里山に興味がある人、炭焼きの体験をしたい人・・・。
いろんな想いを持ち、これから活動地である「黒川・桜の森」へ向かいます。
集合場所の黒川公民館裏に有る「ピザ窯」の横を通り抜け、桜の森までは徒歩で15分ほど。冷えた体を温めるのに十分な距離を歩き、いい準備運動になります。
「紅葉がとても綺麗!!」
「天気が良くなればいいなぁ」
「そこに台場クヌギがあるで!」
おしゃべりしたり、景色を眺めたりして歩いていると、桜の森に到着!
するとこの地で活動している「森林ボランティアグループ 菊炭友の会」の皆様に迎えて頂きました。
代表の大門さんをはじめ、皆様の平均年齢は約69歳との事ですが、まったく年齢を感じさせない元気、やる気、そして笑顔!!
「菊炭友の会の皆様、ご指導をよろしくお願いします!!」
 


さとやまって何?

名札作り・さとやま講義・大きなエドヒガン桜・傷ついたクヌギ・炭焼き窯・菊炭

 
午前中は、名札作りに、里山についての講義、桜の森の散策を行います。
 
まずは、ヒサカキの木を薄く輪切りにしたものに名前を書き名札作り。いろんな形の名札ができました!
里山についての講義では、まず初めに「里山ってなんですか?」との質問があり、高校生の参加者がほぼ完ぺきな解答をしてくれました!!これにはみんなびっくり!!
 
(ここで少し里山について簡単にご説明をします・・・。)
里山は古くから人々の生活に密着した資源であり、燃料としての薪や柴、肥料としての落ち葉などを調達するところでした。しかし、近年の化石燃料の普及などにより利用価値を失った結果、人の手が入らずに放置されてしまい、植生が変化してしまいました。
 
他にも、太陽光が自然にもたらす恵みや、水をめぐる植物どうしの生存競争、里山で経験した様々な感動体験についてお話頂きました。
 
その後、桜の森を散策しました。初めて見るものばかりで、感嘆の声があちらこちらから聞こえてきます。 
(右上)エドヒガン桜の大きさにびっくり
(左下)クヌギの大木に太い蔓が巻き付いてできた傷
(中下)窯の横で、炭焼きについてご説明
(右下)切り口が菊の花の模様に見える「菊炭」
これからもどんな感動に出会えるのか、ホント楽しみです!!
 


いざヒサカキの除伐へ

ヘルメット装着・除伐の方法・のこぎりの刃・受け口と追い口・ヒサカキの茂る斜面

 
まずは、作業に入る前に欠かすことのできない、安全講習です。
ヘルメットの正しい装着方法を教わります。首ひもをしっかりかけて、頭にきっちり合わせます。
「いい加減なかぶり方は、かぶっていないのと同じ!」
手袋は一般的な軍手ではなく、ブタ皮のものを使用します。手を滑らしたり、いばらなどが手に刺さったりしないよう、安全のために装備を整えます。
では、ヒサカキの除伐に使用する、剪定ばさみとノコギリを腰に装着して、準備完了!
「ノコギリの歯って、こんな形だったんだ!!」
こんなところにも、新しい発見があります。
 
そして、立木の切り倒し方について、ホワイトボードを使って講義を行います。
基礎としては、切り倒したい方向に「受け口」を作り、その正反対から「追い口」を作り、切り倒します。(※左下図)
「生きている木を切るということは、命をもらうということ。真剣勝負です。」
と気持ちの引き締まる一言をいただきました。
講義が終わると、ヒサカキの茂る作業地点へ移動します。
やはりヒサカキの茂る地面には、太陽光があまり当たらず、多様な植物が育ちそうにありません。
 
作業地点の急な斜面を慎重に下ります。また、落石が起こった場合に他のメンバーに当らないように、なるべく斜面の上と下で作業を行わないように注意を払います。
 


講師の見本・いざ除伐・切り口はこんな感じ・担いで登る・成果がこんなに・はちみつ美味い!

 
まずは、菊炭友の会のベテラン講師陣がお手本を見せてくれます。
さきほどの講義のとおり「受け口」と「追い口」と・・・。作業の工程に沿って、様々なことを教えてくれます。
 「斜面や周りの木の状況からどちらに切り倒すのがいいと思う?」
 「ノコギリは小刻みに動かして刃の一部分で切るのではなく、刃の全体を使って引くといい。」
日頃の整備活動や、小学生にも教えているという経験をお持ちの講師陣の皆さんはやはり頼もしいです。
 
参加者の皆さんも、ヒサカキとの真剣勝負の時は、木の一本一本にしっかり向き合い、講師陣のアドバイスを受けながら作業を進めます。
朝はとても寒かったのに、一生懸命作業をすると、だんだん汗ばんでくる人も。
ひとり一本ずつヒサカキを除伐した後は、炭焼のために1メートルの長さに切りそろえていきます。これを「玉切り」というそうです。
そして、切りそろえたヒサカキを抱えて、今度は急斜面を登ります。これがかなりキツい!!
最後はみんなの成果を、専用の台車に載せて、作業場所から移動させます。これで今日の作業は終了です!!
 
作業の後には、講師の方から「完熟はちみつ」といわれるとっても貴重なはちみつの試食をさせて頂きました。
ほとんど人の手を入れて加工をしていない、本当に蜂が作った「はちみつ」。
動植物の営みから受ける恩恵を味わう。これもまた感動です。 
 「ありがとうございました!!」
全員で声を合わせて、菊炭友の会の皆様に感謝の気持ちをお伝えして、参加者は桜の森をあとにしました。


交流タイム@黒川公民館

黒川公民館・暖かな薪ストーブ・黒川まちづくり推進協議会さんご挨拶・みんなでトーク!!

 
会場は黒川公民館の一室。ここには薪ストーブが設置されています。
ストーブの火の管理などでご協力いただく、黒川まちづくり推進協議会の水口さんからご挨拶をいただき、交流タイムに入ります。
参加者は今日が初対面の人もいますが、皆さんのナイスなキャラクターで、とても楽しい時間になりました。
「さとやま整備体験」へ参加した動機、高校を卒業した後の進路、趣味について・・・。
また、水口さんからは黒川地区のまちづくりや里山、黒川小学校のことなど、黒川地区が持つ大切な価値について、たくさん教えていただきました。
交流タイムが終わるころには、外はだんだん暗くなり、薪もちょうど小さくなってきました。
 
今回、空模様は何とか持ちこたえてくれました!! みんなの熱い気持ちがおてんと様に届いたのかも?!
しかし、どんどん寒くなっていくこの時期。しっかり装備を整えて、次回は今日のヒサカキよりも、もっともっと大きなコナラ・クヌギの間伐です!!


 
春には、「黒川・桜の森」のシンボルツリー「微笑み桜」がどんな笑顔を見せてくれるのでしょうか?
 


「黒川・桜の森」のシンボルツリー「微笑み桜」

≪雨天中止≫第2回 「クヌギの間伐~薪割り」(12月15日) 

冷たい雨の降る「黒川・桜の森」

雨に濡れる、木立ち・作業台・南天・なめこ

 
週間天気予報を見ると、この日は雨。
淡い期待を持ちながら毎日チェックしていましたが、降水確率はどんどん上がり、中止となりました。
「雨が降ったら、山の作業はやらない」
安全第一のため、この鉄則を破ることは許されません。
 
~「黒川・桜の森」の様子~
木立ちの間から、雨粒が落ちてきます。
前回みんなで名札作りをした作業台も、濡れていました。
南天の実は、雨に洗われて鮮やかな色を見せてくれています。
菊炭友の会の皆さんが育てているなめこには、うれしい雨だったかも。
 
次回は、笹刈りと炭の原木にするクヌギの伐採です。
参加メンバーからは「てるてる坊主をつくります!」の声もあり、晴れてくれることを期待!!
 


第3回「笹刈り~炭原木クヌギの伐倒・枝払い・搬出」(1月19日)

薄っすら雪化粧と霜柱~里山と菊炭について

雪化粧・桜の森へGO!・水平に伸びる霜柱・里山と菊炭講義・装備装着・菊炭と原木

 
 
冬、真っ只中の黒川地区。
新加入のメンバーが一人増えて、冬の寒さなんてなんのその。
ますます熱くなってきた第3回さとやま整備体験のスタートです!!
 
まずは、準備体操を兼ねて、黒川公民館から桜の森までの途中、色々な景色を楽しみながら歩きます。
落ち葉に薄っすらと積もった雪、台場クヌギに茶色くなっても残るクヌギの葉、土手から水平に伸びる霜柱。
町中では見られない黒川地区ならではの景色。季節が巡り、色んな表情を見せてくれます。
15分くらい歩いて体も温まったころに、菊炭友の会の皆さんが待つ「桜の森」に到着!!
「おはようございます、今日もよろしくお願いします!!」
 
始めにたき火を囲んで、里山と菊炭についての復習とさらに踏み込んだ講義です。
 
≪里山について≫
「里山の起源は、縄文~弥生時代から人間に都合がいいように照葉樹林を落葉広葉樹林に改造してきた」
人間と里山のとても長い付き合いと、それを止めることによって荒廃していく「里山放置林」。改めて考えさせられます。
 
≪菊炭について≫、
「妙見山周辺の気候、土壌は炭の原木として良質のクヌギを育てる」
「炭に焼くと重さは原木の20%、体積は80%になる」
ヘルメットやのこぎりなどを付けた後、原木のクヌギと菊炭を実際に手に取って確認すると、菊の花のような切り口であり、ずいぶん軽くなっています。
 


笹刈り~台場クヌギの発見

手入れされている台場クヌギ・笹は長~い・みんなで刈るぞ!!・笹ばっかり・明るくなった!・巨大台場クヌギ発見☆

 
午前中の作業は笹刈りです。
 
作業現場に向かう途中、台場クヌギがいくつも並んでいるところがありました。
2年前に伐採、炭に焼いた後、手入れを続けて来たものだそうで、あと6年後には炭焼き
に適した大きさに育ちます。
これをもう一度炭に焼くことが菊炭友の会の大門さんの夢だそうです。「6年後も元気で活動出来ているかな・・」と笑っておられました。
 
いよいよ笹刈りの現場に到着です。
これから挑む笹は、長さが約3メートル有り、太さも直径1.5センチ以上あります。これには
みんなびっくり。
笹も小さなうちは鎌で刈ることができますが、ここまで育ってしまうとのこぎりを使います。
このように一度放置すると、なかなか手が付けられなくなります。
 
午前中みんなで刈って、運び出して・・・。繰り返しやっても、まだまだ笹は残っています。
「この笹刈りが、里山整備で一番大変なんだよ~」
菊炭友の会の皆さんの言葉を体感しました。
しかし、作業の甲斐が有って、笹に隠れていて見えなかった、大きな台場クヌギを発見しました。
ここもやはり、大切に使われてきた里山だったということです。
 


炭の原木となるクヌギの伐倒・枝払い・玉切り・搬出

午後の段取り説明・高い所へロープ掛け・いよいよ伐倒!・チェーンソー・正確に玉切り・頑張った成果

 
午後からは、炭原木のクヌギの伐倒・搬出を行います。
一連の作業について説明を受け、現場へ向かいます。
今回、切り倒すクヌギは直径20センチ、高さは10メートルを超すものを2本です。
菊炭友の会の方が、木のなるべく高いところへロープをかけて、その木をチェーンソーで切ります。参加メンバーはロープを引き、狙った方向へ倒します。
チェーンソーのエンジン音とクヌギを削る音が辺りに響き渡ります。
「ギュイーン、ギュイーン・・・」
いよいよ木が倒れそうになったとき、合図に合わせてみんなでロープを引っ張ります。
「パキパキパキ、バッターン!!」
 
伐倒した後、クヌギの枝をのこぎりで落としていく枝払い行います。
その後、物差しで測ってぴったり1メートルの長さになるように、みんな切りそろえていきます。
炭焼き窯で焼く時、この長さをそろえる「玉切り」が重要になってきます。
 
作業の成果の炭焼きに使う原木を軽トラックの荷台いっぱいに乗せ、炭焼き窯の方まで運搬して作業は終了です。
冬は夏に比べて木に含まれる水分が比較的少ないのですが、夏は水分が多く切り口に水が滲むそうです。季節によって、植物の中の見えないところにも変化があります。
今回切らせて頂いたクヌギに失礼の無いよう、余すことなく薪や炭にして活用します。
 


道具の手入れ・あいさつ~交流タイム

のこぎりのお手入れ・そろってご挨拶・いい天気、いい気分・まちづくりって!?

 
終わりにメンバーがそれぞれに使ったのこぎりや剪定ばさみなどの道具のお手入れをします。
熱湯をのこぎりの刃にかけて、木の脂分や木の屑を落とし、仕上げにメンテナンス用スプレーをしてふき取ります。
 
最後にメンバー一同が整列をして、ご挨拶。
「今日も、お世話になり、ありがとうございました!!」
 
黒川公民館に戻る頃には、天気も良くなり、とてもすがすがしい気分。
 
公民館では、参加者みんなが集まり交流タイムです。
黒川まちづくり協議会の水口さんより里山についてのお話があり、その流れで「まちづくりって何?」という話題に。
・道路やビルの建設だけではなく、ご近所付き合いや地域の交流なども「まちづくり」含まれるのでは?
・この交流会も小さな「まち」のようなものだと思います。
ぼんやりとした話でなかなか掴みにくいものですが、大切なことだとみんなで共有しました。
また、お世話になっている黒川地区へ何かお返しができないかみんなで話し合いました。
水口さんからは、「来てくれること自体が嬉しい。この時間がとても楽しみ。」という言葉をいただきました。
 
さて、次回2月9日は炭焼き体験をします。
窯を開けて、完成した菊炭を取り出し、原木を詰めて、窯を焚くという一連の作業に密着します!!


第4回「炭焼き体験 ~炭出し・木入れ・窯焚き・面塗り~」(2月9日)

カチコチの氷~焚火で暖を取ろう

凍っています・元気な子どもたち・重宝する杉の葉・燃えろよ燃えろ

 
まだまだ、寒い季節の続く黒川地区、桜の森。
風邪やインフルエンザが流行ってる中、とても元気なメンバー達が集まりました。
第4回は炭焼きの一連の作業を体験します。
炭焼き体験がこの日にできるよう、菊炭友の会の方々にスケジュールを合わせて頂きました。めったにできない炭焼き体験、ありがとうございます。
 
本当に冷え込んで、溜めている水がカチコチに凍っていました。
するとそこへ、同じく桜の森で活動をしている、緑の少年団の子どもたちも登場。中にはとても薄着の子がいて、元気の良さにびっくり!!
それでもやはり寒いので、菊炭友の会の皆さんと協力して、焚火をします。
杉の枯葉を集めてきて、はじめに火を付けます。この枯葉がとても良く燃えてくれるので、今日の後の作業でも大活躍します。


窯出し 密閉された炭焼き窯~たくさんの炭

まさに密閉・徐々に開封・砂を出すと・煉瓦で閉じています・これを開けると・大量の炭!!

 
いよいよ窯出し作業を行います。
今回窯から出す炭は、2月1日に原木を窯に入れて焼き始めたものです。9日間経った原木たちはどのように焼きあがっているのでしょうか。
まずは窯を密閉するために積んだ丸太や砂、粘土でしっかりと固定されたレンガを取り除きます。
レンガにはしっかり密閉ができるよう、積む順番を示す数字が書いてあります。
そのレンガを取り除くと、窯の中いっぱいに炭・炭・炭!!


炭出し 炭の選別~炭焼き窯のお掃除

炭を丁寧に出す・炭の選別・砕けた炭を袋いれ・炭焼きの前、後・窯をお掃除・一番奥の排煙口

 
焼きあがった炭を丁寧に取り出していきます。
細い炭、太い炭。クヌギの炭、クヌギではない炭。
砕けた炭は袋に入れ、菊炭は倉庫に太さごとに仕分けして、たくさんの炭の仕分けも、みんなで分担すれば、どんどん進みます。
 
原木の時は長さ1メートルで重みもかなりあったクヌギも菊炭にすると、信じられないくらい軽くなります。原木のまま山から持ち出すのは重く大変なので、炭に焼いてから町へ出荷していたそう。この桜の森にもいくつか炭焼き窯の跡がある理由が本当に良くわかります。
 
窯から炭を全部取り出したら、内部に溜まった灰のお掃除をします。この灰は、畑にまくと白菜などに虫が付きにくくなるとか。炭焼きでできた灰も、余すことなく有効利用できるというのは、心地がいいものです。
 
どんどん灰を掃き出すと、窯内部の奥に見えてくるのが「排煙口」という横15センチ、縦5センチ程度の穴です。
一般的に、煙突の穴というものは高いところに作るものですが、「排煙口」は窯の奥の下部にあります。この構造により、火を入れた時に発生した熱を窯から極力逃さずに、窯の内部の温度を上げる事ができるそうです。
そして、何よりも窯の中へ炭焼に必要な量以上の空気の流入を防ぐという、非常に重要な役割を果たしています。
必要以上の空気が入ると、炭にならず、灰になってしまいます。


木入れ~窯焚き

クヌギの原木・細い木をギュッと縛る・原木を運び込め・たくさんの原木が・着火!!・炭焼き講義

 
窯の内部が綺麗になったら、すぐに木入れを行います。
窯の内部の温度は30度ほどあり、その熱を逃さないために迅速に作業を進めます。
 
木入れのコツは、いかに窯の中へ入れる木の密度を高めて、窯の中の空気の量を減らすかとのこと。細い木をロープでぎゅっと縛り、窯の形に合わせて整列させて、どんどん焚口周辺まで詰め込んでいきます。
 
金属製のトタンで焚口を囲い、火を付けます。この時活躍するのが、朝の焚火の時も大活躍だった杉の枯葉。
「杉の枯葉の事を、カンフル剤って呼んでいるんだよ。」
すぐに薪にも燃え移って、焚口いっぱいに炎が上がります。
 
その後、火の管理はお任せして、炭焼きについて講義を受けました。


昼食、そしてお餅つき ~ 窯焚き

もち米を蒸かす・ペッタン、ペッタン・餅丸め機!!・突きたてはおいしい☆・窯焚き・まだまだ水蒸気

 
みんな揃ってお昼のお弁当を食べたあと、黒川地区の方のご厚意で、「お餅つきin桜の森」が始まりました。
もち米を蒸かすお鍋やセイロ、かまど、杵に石臼、お持ちを丸める便利な道具まで全部をご準備をしていただいて、本当にありがとうございました。
参加メンバーも餅つきをするのは初めてだったり、久しぶりだったり。みんなお餅つきのコツを教わりながらどんどん上達して、テンポよく突けるようになりました。
突きたてのお餅は本当においしい!!
「さとやま整備体験」に参加したらお餅つきまでさせてもらえて感激☆
 
その後は窯焚きの火の管理をすることに。窯の温度をどんどん上げるため、薪の燃えかす(熾き)を取り除きながら、新たな薪をくべて燃やします。
はじめに煙道口から出てくる煙は水蒸気です。どんどん温度を上げて水分を飛ばすのが理想。水蒸気なので少し上空に上がると消えていきます。
 
今日の目標は、煙道口に設置している温度計が90度を超えること。これまでの経験上、この温度をしっかりあげることが、炭の焼け具合に大きな影響を及ぼすそうです。
メンバーの責任は重大!!アドバイスを聞きながら、どんどん燃やせ!!
 
プロの炭焼師は、煙の色やにおいから窯の内部の様子が分かるそうです。また、窯の大きさや場所などによっても、うまく炭に焼ける工程は異なるそう。菊炭友の会の皆さんは、煙道口の温度の経過を観察し,この窯に合った最適の焼き方を研究してこられています。
炭焼きは、窯の様子や原木の準備などの各行程が、最後にできる炭に影響します。奥が深い!!


窯の温度上昇 ~ 面塗り

あたりは薄暗く・すごい煙が・レンガ整列・焚口を閉める・面塗り完了!!

 
5時を過ぎたころに日が暮れて、桜の森のあたりはどんどん暗くなってきます。
煙道口の温度計は90度近くまで上がり、いよいよ焚口を閉じる「面塗り」の作業です。
菊炭友の会の皆さんも、参加メンバーもじっと作業を見守ります。番号順にレンガを組み、炭出しをした時と同じように、焚口を閉めていきます。
最後、横10センチ、縦5センチ程度の必要最低限の空気穴を残して、今日の炭焼き体験は終了!!
 
6時も過ぎると桜の森はまさに漆黒の闇。空には北極星など、普段見られない星がたくさん見えるなか、帰路につきました。
 
次回は、ついに最終回。
3月23日(土)にヒノキの間伐と皮むき、そしてこの「さとやま整備体験」の修了式を行います。
その頃には、桜の森のシンボルツリー「微笑み桜」はどんな姿を見せてくれるでしょうか。開花していることを期待して・・・。


第5回「ヒノキの間伐、もやかき、薪割り、桧皮剥ぎ」(3月23日)

季節がめぐり、あちらこちらの桜たちはほんのり色づいて、もうすぐ開花かな?という頃の黒川・桜の森。
 
これまでさとやま整備体験を全5回にわたって(第2回は雨天中止になってしまいましたが・・・)行ってきましたが、今回がついに最終回!! クヌギの大木を伐採したり、長さが3メートルを超す笹を刈ったり、炭焼きの工程に立ち会ったり、里山での様々な活動を体験してきましたが、今日はヒノキの間伐、もやかき、薪割り、桧皮(ひわだ)剥ぎを体験します。
 
まだまだ里山には新たな体験がたくさん有ります、はりきって(もちろん安全に)やっていきましょう!!


ヒノキの間伐~搬出

今日の説明・高い!一本梯子・倒す時に引っ張るロープ・準備完了・受け口つくり・補修でばっちり

メンバーは準備体操を行い、安全確保のためヘルメット・手袋・長靴などの装備を整えたあと、今日の作業、スケジュール、事故の無いよう注意すべきことについて説明を聞きます。
 
今日はたくさんの体験メニューがあるので、6人いる参加者メンバーを2班に分けて活動します。(※ここからはA班の作業について記載しています)
午前は太さ約20センチ、長さ15メートルはあるのではというヒノキを間伐します。
まずは、伐倒の基本どおり、木の重心、周りの木の位置などを確認し、倒す方向を決めます。そして、一本梯子を使ってなるべく高いところにロープを巻き、倒れる方向をコントロールする準備をします。他の木に括りつけた滑車を「Y」の字の中心に据えて準備完了。

まずは受け口を作りますが、さすがにノコギリで伐るには少し大変。受け口を少し手直しして、次は追い口!!


追い口・引っ張るぞ!!・伐り倒したぞ!・切り口・枝払い・ヒノキ講座

どんどん切り進めていき、いよいよ木が「メキメキッ」と折れだす頃、準備したロープを力いっぱい引っ張ります!「パキパキ、ドシャーン」とねらい通りのところ倒れてくれました。
快感!! あたりにはヒノキのいい香りが広がります。
枝払いをして、軽トラに乗っけて、作業完了!!
 
ここで木材としてのヒノキについて、菊炭友の会の方が教えてくれました。
「木材にするためのヒノキは、植林するときはどんどん高く真っすぐ伸びるよう密集して植える。本来は枝払い、間伐を行い立派な木材にするために管理し続けて『おじいさんが植えたものを孫が切る」という年月をかけるもの。しかし、放置されてしまったのがこのヒノキ。このように育ったヒノキは、真っすぐ育たず、節がたくさんあり、木材としての価値はほとんどなくなってしまう。」とのこと。


薪割り~薪を束る

薪用の針金・薪は乾燥させます・機械で薪割・束つくり1・束つくり2・こんなにたくさん

桜の森での最高においしいお昼を頂いた後は、薪割りです。
 
菊炭友の会では、活動地のクヌギなどを、薪として石釜を持つパン屋さんや薪ストーブを使用する方に出荷し、活動資金の一部としています。これが資源としての里山、本来の有り方ですね。
 
薪は火が付きやすいように断面が三角になるように割り、乾燥させて出荷します。薪は決められた規格の針金の輪に詰め、「一束でいくら」で取引されるのが一般的とのこと。この束作りが意外に楽しく、うまく組み合わせて、キレイにできた時はまたもや快感!!


モヤカキ~桧皮剥ぎ

たくさんの台場クヌギ・モヤカキ・台場の上から・桧皮剥ぎ・どんどん剥いで・つるつるヒノキ

さて、今日はたくさん作業があります。つぎは、「モヤカキ」です。
「モヤカキ」は、台場クヌギから萌芽更新により伸びた枝を剪定し、より良質の炭の原木を育てるために行います。
「どの枝が一番有望だろう?」
そういえば、この台場クヌギでできた原木で炭を焼くのが菊炭友の会の大門さんが語っていた夢!!
それぞれ形が違う台場クヌギ、どの枝を残すか選ぶのは慎重になります。
 
そして、桧皮(ひわだ)剥ぎです。3月の終わりになるとヒノキは水分を多く含み、皮が剥ぎやすい時期とのこと。竹で作ったヘラを使いどんどん剥ぎます。剥いだ後に出てくるのは、いい香りと、何度も撫でてしまいたくなる位ツルツルのヒノキです。これもクセになる楽しさ。うまく皮が剥げた時にはまたまた快感
このヒノキの木材は、ベンチや荷物を置く台などに加工されるそうです。


修了式~みんなで交流タイム!!

つるつるヒノキ沢山・体験の振り返り・代表ご挨拶・修了証授与・感謝の手紙・交流タイム

みんなで頑張って、こんなにヒノキの皮を剥ぎました。
今日も、おいしい空気を吸いながらの作業でたくさんの快感を感じ、参加メンバーも充実した面持ちでした。
 
その後は、「さとやま整備体験修了式」を行いました。
これまでの作業などの振り返りを行った後、大門さんからのお話を頂きました・
「この桜の森での活動の原動力となるのは、感動です。ここに来るとたくさんの感動と出会います。そしてこの報酬として達成感、充実感を得ることができます」
そして、大門さんからこの「さとやま整備体験の修了証」を頂きました。
次は、参加メンバーそれぞれが菊炭友の会の皆様や黒川地区の皆様への感謝の気持ちがたくさん詰まった手紙を読み、お渡ししました。
これで、平成24年度のさとやま整備体験は終了です・・・、が!?
その後の参加メンバーと菊炭友の会の皆さんとの会話は、
2週間後あたりに桜が満開になるよ」
4月末頃からの新緑の季節は、木々が萌えて素晴らしいよ」
「夏にはタマムシやオオムラサキが見られるかも」
「秋には紅葉がとてもきれいだよ」
「冬は寒いけど、里山での作業は一番やりやすいよ」などなど里山の魅力は一年中!!
ということで、皆さん!!
 
これからも日本一の里山と称される素晴らしい黒川地区の里山、貴重なエドヒガンが咲く「黒川・桜の森」、明るく楽しい菊炭友の会や黒川地区の皆さんと触れ合って、たくさんの感動体験をしましょう。


このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 こども未来部 こども家庭室 こども・若者政策課
〒666-8501 川西市中央町12番1号 市役所3階
電話:072-740-1246
(電話番号はよく確かめておかけください。)
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。



このページのトップへ戻る

表示 PC スマートフォン