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平成22年6月15日 市長メッセージ

  近畿地方も梅雨に入った模様です。うっとうしい空模様が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
 さて、「組織は人なり」という言葉があります。いかなる組織であれ、組織と名が付く以上は、何らかの社会的使命を持っていますが、それを果たすためには、組織構成員一人ひとりが、自らの組織使命をしっかりと理解するとともに、自信と誇りを持って働くことが必要だと思います。構成員を発憤させ、能力を伸ばしていくために、私は何よりも褒めることが大切であると考えています。そういう意味で、褒め方の天才だと思われる人物がいます。若い皆さんはご存知ないかもしれませんが、かつてプロ野球監督であった三原脩(みはらおさむ)氏です。とりわけ有名な話をご紹介します。
 西鉄が日本シリーズで巨人と対決したときのこと。西鉄は初戦から3連敗し、後がない状況になりました。ベンチに押しかけた報道陣の質問は、明日の試合には一体誰に投げさせるつもりなのかという点に集中します。「もちろん、稲尾に投げさせますよ」。報道陣からは驚きの声があがりました。稲尾投手は、既に前の試合で登板しており、とても連投できるような状況ではなかったからです。三原監督は一層声を大きくして、「稲尾はうちの大黒柱です。稲尾と心中します。稲尾で負けたら納得がいくし、悔いはありません」。その時、稲尾投手は、ベンチで帰り支度をしていました。当然、三原の声が耳に入ります。いや、三原監督もそこに稲尾選手がいることを知っていたのです。監督の話を聞いて、稲尾選手は感激します。「こんなに信頼されて、ここでやらなかったら男じゃない。骨が折れるまで投げまくって、信頼に応えたい。俺が監督を男にしてやる」。
  そこから稲尾投手の獅子奮迅の活躍が始まります。連投に次ぐ連投をやってのけ、4連勝して、ついに覇権をもぎ取ったのです。その時の三原監督のコメントが、かの有名な「神様、仏様、稲尾様」です。このように、三原監督は常にマスコミを巧みに利用しています。選手には直接何も言わず、マスコミに対して選手を褒める間接話法です。選手はスポーツ新聞をめくる。そこに、自分を認め、評価する監督のコメントが載っている。直接的には何も言わないだけに、そして自分への評価が活字になっているだけに、選手の感激は倍加される。選手にすれば、この監督を、自分が男にしてやるんだという気持ちになるでしょう。褒めるだけではなく、叱るときも間接話法を用い、しかも、ただ叱るだけではなく、期待しているからこそ叱るんだというニュアンスを色濃くにじませてコメントされたそうです。このように選手の気持ちをつかみながら、球団を増強していきました。これがいわゆる「三原マジック」です。
 ここまで達人になることは難しいですが、私も貴重な「人財」を大切に育み、市民の皆さんに、質の高いサービスを提供する市役所にしたいと思います。

元気よくみこしを担ぐ子どもたち(こどもみこしパレード)
元気よくみこしを担ぐ子どもたち(こどもみこしパレード)

 写真は、去る6日に開催された明峰まつりの様子です。
 6月市議会には、「川西市参画と協働のまちづくり推進条例」(案)を上程しています。これからのまちづくりは、市民の皆さんと行政との「協治」が不可欠だと考えています。その礎になるのは、やはりこのようなイベント等を通じた、住民同士の交流と活発なコミュニケーションだと思います。お世話をいただく役員の皆さんのご尽力には、いつも頭が下がります。

県立明峰高等学校吹奏楽部による演奏も・・・
県立明峰高等学校吹奏楽部による演奏も・・・

 これからも、地域の皆さんと一緒になって、暮らしやすいまちづくりを進めていきます。

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