平成21年3月16日 市長メッセージ
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、春の訪れが待ち遠しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
先月から3月市議会が始まっており、今は予算委員会の真っ最中です。以前の市長メッセージでもお知らせしましたように、世界同時不況の中で、本市でも税収が大幅に落ち込み、厳しい予算編成となっています。こんな時はどうしても、マインドが冷めがちになりますが、先日、ある新聞の投稿欄に寄せられていた2つの記事に元気づけられました。
一つ目は、「今般の不況は、敗戦後の大変な時代に比べれば、大ピンチではない」という60代後半の男性からのご意見です。投稿者が小学生の頃は、麦や芋、ヒエなどが主食で、「白いご飯が食べられる今は天国」と振り返り、ゼロから出発して、世界第2位の経済大国になったわが国について、「自分より上の世代が頑張ってこられたおかげであり、努力を重ねて今があることを若い世代に伝える義務がある」と語っておられました。危機に瀕したとき、私たちは今が最も悪い状態だと思いがちです。しかしながら、歴史や先人の知恵から解決の糸口を探るという冷静な態度、そしてまた、これらを後世にしっかりと引き継いでいくことが必要だと思います。
二つ目は、高校卒業を間近に控えた男性からの投稿です。高校生活が終わりに近づき、弁当生活も終わってしまうとした上で、「弁当の中身に文句を言ったり、持っていかなかったりしたこともあった。食べずに持ち帰ったこともあった。それでも、母は毎日作り続けてくれた。そうした日々も残り少ないと意識すると、母への感謝の気持ちがわき上がってきた。4月からは一人暮らしを始める。そのありがたさが一層身にしみる」という内容でした。私もよく分かるのですが、この年代の、特に男子は、心の中で思っていることを、素直に親に伝えることがいたって苦手です。それでも、最後には、親の無償・無尽の愛情に感謝し、きちんと言葉にすることができる。とてもいい話だと思いました。
写真は、去る3月8日に行われた第17回川西市展の表彰式の様子です。今回は、洋画など7つのジャンルで募集を行いましたが、総数282点の応募があり、私も特別賞の審査員として参加させていただきました。芸術は門外漢ですが、寄せられた作品の見事さには圧倒されました。このような文化・芸術活動はもとより、一人ひとりが趣味を持って、それに打ち込むことができれば、人生をより豊かに過ごすことができるでしょう。経済情勢が芳しくない中では、心の余裕が持ちにくいのが実情でしょうが、そんな時だからこそ、自分流の癒し方で心身をリフレッシュさせることが必要ではないでしょうか。かく言う私も公務に追われる日々ですが、「忙中閑あり」、できるだけ努力したいと思っています。
